現代NBAを代表するセンターと言えば、デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチだ。多彩なポストプレーと高いシュート力、一流ポイントガード顔負けのパスセンス、そして高いバスケットボールIQを兼ね備えたセルビア出身のビッグマンは、他に類を見ないオールラウンドなプレーでリーグを支配している。
過去5シーズンでMVPを3回受賞。2023年にはナゲッツを球団初優勝に導き、昨季はセンターとして史上初の平均トリプルダブル(29.6点、12.7リバウンド、10.2アシスト)を達成した。
ただ、昨季までナゲッツで6年間チームメイトだったマイケル・ポーターJr.は、レジェンドセンターのシャキール・オニール(シャック)との1オン1では、さすがのヨキッチでも太刀打ちできないと考えているようだ。
今夏にトレードでブルックリン・ネッツに移籍したポーターJr.は、元選手のカーメロ・アンソニーがホストを務めるポッドキャスト『7 PM in Brooklyn』に出演。シャックとヨキッチの仮想対決について持論を展開した。
「シャックが勝つね。彼は毎回ダンクを決めると思う。ニコラはスリーを打てるし、いろいろなことができるけど、いずれ外す時が来る。シャックがボールを取ったらダンクだ。1オン1ならシャックが勝つ」
全盛期のシャックは、216cm・147kgの巨体に加え、機動力も備え、ペイントエリアでは無敵を誇った。ロサンゼルス・レイカーズ時代の2000~02年のファイナルでは平均35.9点、15.2リバウンド、3.5アシスト、2.9ブロックを叩き出し、3年連続MVPを受賞。ダブルチーム、時にはトリプルチームでも止められず、相手にとってはまさに悪夢のような存在だった。
もっとも、ポーターJr.は「5対5の試合なら、ヨキッチは歴代でもトップクラスのセンターだと思う」と、通常の試合ではヨキッチにも勝機があると述べている。
シャックがNBAから引退し、すでに10年以上が経つ。その間に多くのセンターが台頭したが、サイズ、パワー、スキルのすべてを兼ね備えた彼のような存在はいまだ現れていない。
現役時代に対戦経験のあるカーメロは、「シャックはシャックだ。わかるだろ? 唯一無二なんだ」と語り、ポーターJr.もこの意見に同意。続けて自身の番組で、今年殿堂入りを果たした元オールスターセンターのドワイト・ハワード(208cm・120kg)と話した内容を明かした。
「ドワイトとも話したけど、彼の筋力を知ってるだろ? それでもシャックを止めることはできなかったってさ。147kgであのジャンプ力、どうにもできないよ」
ちなみにシャック自身も今年9月にヨキッチとの仮想対決に言及。「自分が勝つ」と豪語していた。
「ヨキッチはピック&ポップで外に出るだろうけど、俺はすぐにレーンの中央に走り込む。会場中が『3セカンド!』って叫ぶだろうな。でも、俺はお前の3ポイントよりずっと多くの2点を決めるよ。保証する」
現役No.1センターのヨキッチと歴代最強格のシャック。世代を超えた“夢のマッチアップ”の行方をめぐる議論は、今後も尽きることはなさそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
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ただ、昨季までナゲッツで6年間チームメイトだったマイケル・ポーターJr.は、レジェンドセンターのシャキール・オニール(シャック)との1オン1では、さすがのヨキッチでも太刀打ちできないと考えているようだ。
今夏にトレードでブルックリン・ネッツに移籍したポーターJr.は、元選手のカーメロ・アンソニーがホストを務めるポッドキャスト『7 PM in Brooklyn』に出演。シャックとヨキッチの仮想対決について持論を展開した。
「シャックが勝つね。彼は毎回ダンクを決めると思う。ニコラはスリーを打てるし、いろいろなことができるけど、いずれ外す時が来る。シャックがボールを取ったらダンクだ。1オン1ならシャックが勝つ」
全盛期のシャックは、216cm・147kgの巨体に加え、機動力も備え、ペイントエリアでは無敵を誇った。ロサンゼルス・レイカーズ時代の2000~02年のファイナルでは平均35.9点、15.2リバウンド、3.5アシスト、2.9ブロックを叩き出し、3年連続MVPを受賞。ダブルチーム、時にはトリプルチームでも止められず、相手にとってはまさに悪夢のような存在だった。
もっとも、ポーターJr.は「5対5の試合なら、ヨキッチは歴代でもトップクラスのセンターだと思う」と、通常の試合ではヨキッチにも勝機があると述べている。
シャックがNBAから引退し、すでに10年以上が経つ。その間に多くのセンターが台頭したが、サイズ、パワー、スキルのすべてを兼ね備えた彼のような存在はいまだ現れていない。
現役時代に対戦経験のあるカーメロは、「シャックはシャックだ。わかるだろ? 唯一無二なんだ」と語り、ポーターJr.もこの意見に同意。続けて自身の番組で、今年殿堂入りを果たした元オールスターセンターのドワイト・ハワード(208cm・120kg)と話した内容を明かした。
「ドワイトとも話したけど、彼の筋力を知ってるだろ? それでもシャックを止めることはできなかったってさ。147kgであのジャンプ力、どうにもできないよ」
ちなみにシャック自身も今年9月にヨキッチとの仮想対決に言及。「自分が勝つ」と豪語していた。
「ヨキッチはピック&ポップで外に出るだろうけど、俺はすぐにレーンの中央に走り込む。会場中が『3セカンド!』って叫ぶだろうな。でも、俺はお前の3ポイントよりずっと多くの2点を決めるよ。保証する」
現役No.1センターのヨキッチと歴代最強格のシャック。世代を超えた“夢のマッチアップ”の行方をめぐる議論は、今後も尽きることはなさそうだ。
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