フィラデルフィア・セブンティシクサーズは、プレシーズンゲーム3試合を終えていまだ未勝利。残り1試合(17日vsミネソタ・ティンバーウルブズ)を消化し、22日のボストン・セルティックス戦で2025-26シーズンの開幕を迎える。
もっとも、大黒柱のジョエル・エンビードはここまでプレシーズン全休。左ヒザのケガもあり、ここ2シーズン続けて40試合未満の出場に終わっていて、昨季は2月22日のブルックリン・ネッツ戦を最後にコートから遠ざかっている。
ただ、31歳のセンターはチーム練習には一部ながら参加しており、先週末のスクリメージ(練習試合)ではダンクを叩き込むシーンも見られた。今後の練習の参加状況次第では、開幕戦に出場する可能性も残されている。
213cm・127kgのエンビードは、一昨季まで3シーズン連続で平均30点の大台を超え、リバウンドも平均2桁を計算できるリーグ屈指のビッグマン。ペイントエリアで猛威を振るうだけでなく、アウトサイドからのシュートや守備でも試合を支配することができる。
そうしたなか、13日にネッツのマイケル・ポーターJr.がホストを務めるポッドキャスト番組『Curious Mike podcast』の最新エピソードが公開。今年バスケットボール殿堂入りを飾ったドワイト・ハワード(元オーランド・マジックほか)が、その実力を認めるトークを展開した。
番組内では全盛期の“シャック”ことシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)に対抗できそうな現役センターの話題に。ハワードは「エンビードに敬意を表さないといけない」と、2020-21シーズンにシクサーズでチームメイトだった後輩を推した。
「俺は彼のチームでプレーしたこともあるけど、対戦相手としてマッチアップした時はまだすごく若かった。でも、アイツは本当に凄い選手だと思っている。もし彼が健康体を維持していたら、シャックと1対1で対戦しても問題を引き起こせる唯一の選手だったかもしれない」
公称216cm・147kgのシャックは、その巨体からは信じられないほどのクイックネスも兼備し、ペイントエリアを無双したNBA史上でも屈指の支配的なセンターの1人。レイカーズで2000年から02年に3連覇を達成した期間、ファイナルではいずれもシリーズ平均33.0点、12.0リバウンド、2.7ブロック以上を残して3年連続でファイナルMVPを受賞した。
現役にはほかにも211cm・129kgのニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)や213cm・112kgのカール・アンソニー・タウンズ(ニューヨーク・ニックス)など、パワーとスキルを兼ね備えた選手もいるが、ハワードは“元同僚”をプッシュしていた。
「彼はどうプレーすればいいのか理解している。ファウルを引き出す方法も熟知しているんだ。ユーロステップだってできるし、ジャンプショットもある。つまり、すべての要素を備えている。100%の健康体なら、ジョエルは相当厄介な選手。歴代トップ10入りだってあり得る」
ハワードが話した通り、エンビードはこれまでの9シーズン中5シーズンで平均10本以上のフリースロー試投数を記録するなどファウルを誘う術にも長けている。キャリア平均10.0本を放って8.3本を沈めており、成功率も82.8%と高精度だ。
選手としての格で言えばシャックに軍配が上がることは否定できないが、健康体のエンビードがアンストッパブルな存在なのも事実。互いに“ビッグマウス”なため、両者がコート上で対戦すればトラッシュトークやファウルの応酬で、興味深い対決になるのではないだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)
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ただ、31歳のセンターはチーム練習には一部ながら参加しており、先週末のスクリメージ(練習試合)ではダンクを叩き込むシーンも見られた。今後の練習の参加状況次第では、開幕戦に出場する可能性も残されている。
213cm・127kgのエンビードは、一昨季まで3シーズン連続で平均30点の大台を超え、リバウンドも平均2桁を計算できるリーグ屈指のビッグマン。ペイントエリアで猛威を振るうだけでなく、アウトサイドからのシュートや守備でも試合を支配することができる。
そうしたなか、13日にネッツのマイケル・ポーターJr.がホストを務めるポッドキャスト番組『Curious Mike podcast』の最新エピソードが公開。今年バスケットボール殿堂入りを飾ったドワイト・ハワード(元オーランド・マジックほか)が、その実力を認めるトークを展開した。
番組内では全盛期の“シャック”ことシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)に対抗できそうな現役センターの話題に。ハワードは「エンビードに敬意を表さないといけない」と、2020-21シーズンにシクサーズでチームメイトだった後輩を推した。
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現役にはほかにも211cm・129kgのニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)や213cm・112kgのカール・アンソニー・タウンズ(ニューヨーク・ニックス)など、パワーとスキルを兼ね備えた選手もいるが、ハワードは“元同僚”をプッシュしていた。
「彼はどうプレーすればいいのか理解している。ファウルを引き出す方法も熟知しているんだ。ユーロステップだってできるし、ジャンプショットもある。つまり、すべての要素を備えている。100%の健康体なら、ジョエルは相当厄介な選手。歴代トップ10入りだってあり得る」
ハワードが話した通り、エンビードはこれまでの9シーズン中5シーズンで平均10本以上のフリースロー試投数を記録するなどファウルを誘う術にも長けている。キャリア平均10.0本を放って8.3本を沈めており、成功率も82.8%と高精度だ。
選手としての格で言えばシャックに軍配が上がることは否定できないが、健康体のエンビードがアンストッパブルな存在なのも事実。互いに“ビッグマウス”なため、両者がコート上で対戦すればトラッシュトークやファウルの応酬で、興味深い対決になるのではないだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)
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