専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

レイカーズのオーナーによる“球団ベスト5”に落選したウエストが不満を吐露「もし私がいなかったら…」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.05.14

ウエスト(左)は現役時代にリーグのスターとして活躍したほか、引退後も黄金期構築に尽力した。(C)Getty Images

ウエスト(左)は現役時代にリーグのスターとして活躍したほか、引退後も黄金期構築に尽力した。(C)Getty Images

 昨季10年ぶりにNBAの頂点に返り咲き、ボストン・セルティックスと並ぶ史上最多の優勝17回を成し遂げたロサンゼルス・レイカーズ。

 リーグどころか世界中のスポーツ界でも屈指の名門チームである彼らは、昨季までの72シーズンでプレーオフ出場61回、NBAファイナルには32回進出。5月13日(日本時間14日)終了時点でレギュラーシーズン通算3425勝2331敗(勝率59.5%)と6割近い勝率を記録する過程で、数多のレジェンドたちがプレーしてきた。

 そんななか、球団オーナーのジーニー・バスが先月、人気ポッドキャスト番組「All The Smoke」に出演し、フランチャイズ史上ベスト5の持論を展開。昨年1月に亡くなったコビー・ブライアントをはじめ、レブロン・ジェームズ、フィル・ジャクソン・ヘッドコーチ(HC)、マジック・ジョンソン、カリーム・アブドゥル・ジャバーを挙げた。

 レブロンは昨季レイカーズを優勝へと導いた立役者。コビーとジャクソンHCはともに計5度の優勝を勝ち取った師弟コンビ。マジックとジャバーは1980年代に5度の優勝をチームにもたらした最強デュオだ。
 
 2000年から02年にかけて成し遂げた3連覇では、シャックことシャキール・オニールが主役を務めていたものの、あえて彼ではなくコビーとその指揮官を選んだのは、在籍期間も影響しているのだろう(シャックは在籍8年、コビーは20年、ジャクソンHCは11年)。

 レイカーズではほかにも、ジョージ・マイカンやエルジン・ベイラー、ジェリー・ウエスト、ウィルト・チェンバレン、ジェームズ・ウォージーなど、スーパースターの名を挙げればキリがないが、オーナーが挙げた5名はいずれもレジェンドと呼ぶにふさわしい。

 しかし少なくとも1人はこの人選に不満を募らせていたようだ。今週、「The Hoop Du Jour」というポッドキャスト番組に出演したウエストが、赤裸々な思いを語った。

「いつだったか、私はジーニー・バスがセレクトした最も重要な5人のレイカーを見た。それは私にとって、人生の中で最も気に入らないことのひとつだった。なぜって、私はあの球団に長い間いて、数多くの成功を収めてきたんだ。もし私がいなかったら、あそこまで成功していなかっただろうね」
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号