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NBA

ウィザーズの「歴代ベスト5」ガードはビール&ウォール、フロントコートは全員殿堂入りのレジェンド!<DUNKSHOOT>

杉浦大介

2021.05.25

現役のビール&ウォール(左)、初優勝メンバーのアンセルド(右上)とヘイズ(右下)を輩出したウィザーズの最強メンバーは?(C)Getty Images

現役のビール&ウォール(左)、初優勝メンバーのアンセルド(右上)とヘイズ(右下)を輩出したウィザーズの最強メンバーは?(C)Getty Images

 1946年の創設から75年。その長い歴史の中でNBAは何人ものスーパースターを輩出し、ファンを楽しませてきた。では、各チームの「歴代ベスト5」を選出したら、一体どんな選手が並ぶのか。『THE DIGEST』では、NBAに精通する識者に依頼し、全30チームのベストメンバーを選んでもらった。

 今回は「ワシントン・ウィザーズ」編をお届け。61年にシカゴ・パッカーズとして誕生したチームは63年にボルティモアへ移転、74年からワシントン・ブレッツとなり、97年にウィザーズに改称。 2001年にバスケットボールの“神様”マイケル・ジョーダンが2度目の現役復帰に選びんだチームは、優勝こそ78年の1度だけだが、60年の歴史のなかでウェス・アンセルドやアール・モンロー、クリス・ウェバー、ギルバート・アリナス、日本人選手の八村塁など、様々なプレーヤーが活躍してきた。そんなウィザーズの歴代ベスト5には、どのようなメンバーが名を連ねたのか。
 
【ポイントガード】
ジョン・ウォール
1990年9月6日生。191cm・95kg
在籍期間:10シーズン(2010~20)
成績:573試合、平均19.0点、4.3リバウンド、9.2アシスト

 2000年代に大活躍した“エージェントゼロ”ことギルバート・アリナスも思い出深いが、PGとしての貢献度ではやはりウォールの方が上だろう。10年のドラフト1巡目1位でウィザーズ入り。すぐにエースとなると、14~18年に5年連続でオールスター出場。爆発的な身体能力、突破力が魅力で、チーム史上最多のアシスト、スティールも積み上げた。

 残念なのは、自身が在籍中のウィザーズはなかなかプレーオフでの勝利に恵まれなかったことだ。ポストシーズンには4度出場したものの、カンファレンス・セミファイナルに2度進んだのが最高。もちろんサポーティングキャストに恵まれなかったことも痛かったが、この結果を考慮すれば、ウォールが入団時の莫大な期待に応えたと言えるかは微妙かもしれない。

 ただ、それでもウォールはワシントンで莫大な人気を誇った選手だったことは忘れるべきではない。度重なるケガにも負けずにプレーし、タフネスを誇示し続けた。地元への愛情を公言し、地域活動に従事したことでも有名。 昨年12月、ヒューストン・ロケッツにトレードされた際、多くの地元ファンが心底から悲しんだことがこの選手の存在価値を物語っている。
 
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