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NBA

「もっと良い関係を築いておけば…」元ブレイザーズのオルドリッジが語るキャリア“唯一の後悔”<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.06.03

オルドリッジ(右)は2012年から3年間リラードと共闘したが、当時は自分のことしか考えられず、あまり良い関係を築けなかったという。(C)Getty Images

オルドリッジ(右)は2012年から3年間リラードと共闘したが、当時は自分のことしか考えられず、あまり良い関係を築けなかったという。(C)Getty Images

 オールスター出場7回を誇る実力派ビッグマンのラマーカス・オルドリッジは、4月15日(日本時間16日)に不整脈悪化により35歳で現役引退を電撃発表した。

 今年3月にサンアントニオ・スパーズとのバイアウト(契約買い取り)に合意し、ブルックリン・ネッツに加入していたが、ケビン・デュラント、カイリー・アービング、ジェームズ・ハーデンとの夢のカルテットは、プレーオフ前に“解体”となった。

 2006年のNBAドラフト全体2位でシカゴ・ブルズに指名され、トレードでポートランド・トレイルブレイザーズに加入したオルドリッジ。07年にウォルフ・パーキンソン・ホワイト症候群(突然脈拍が速くなり、しばらく続いたあとに突然止まる症状)と診断されるも、プロ15年間で歴代52位の通算1万9951得点を積み重ねた。

 ブレイザーズで9年間、スパーズで5年半、ネッツで約2か月を過ごしたなかでの唯一の後悔を、彼は米メディア『The Athletic』で明かしている。

 まず、オルドリッジが振り返ったのは、ルーキーイヤーの2006-07シーズンだ。開幕前に肩の手術を受けて出遅れたなか、63試合(うち先発22試合)に出場して平均9.0点、5.0リバウンドを記録した。しかし、当時のチームにはエースのザック・ランドルフがおり、チームもオルドリッジと同期のブランドン・ロイに期待をかけていた。
 
「私はドラフト2位だったが、チーム関係者は『彼がうちのゴー・トゥ・ガイだ』とは言わなかった。1年目はそんなにプレーしていない。キャンプは欠席して、チームはブランドン・ロイに未来を託した。自分はドラフト2位だぞと思っていたけど、後回しにされていた。

 そしてチームは(翌年に)グレッグ・オーデンを獲得した。彼がうまくプレーしている時、私はそっちのけだったし、トレードで放出されそうにもなった。当時は信頼を得られていなかったからね。ブランドンやグレッグがケガをして、やむを得ず最前線に立たされる形で、ようやくチャンスを掴んだんだ。チームにザック・ランドルフがいたことは十分に理解しているけどね」

 オルドリッジは2年目から不動のレギュラーとなり、リーグトップクラスのパワーフォワードに成長していくが、12年のドラフト6位指名で加入し、2014-15シーズンまで一緒にプレーしたデイミアン・リラードとはもっと上手くやれたはずだと思っているようだ。
 
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