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東京五輪

パラ銀メダルの立役者・鳥海連志が車いすバスケのMVPに選出!“日本イスバス界”の新たな顔に

ダンクシュート編集部

2021.09.10

日本の銀メダル獲得の立役者となった鳥海。ファンによる投票で、東京パラ大会のMVPに選ばれた。(C)Getty Images

日本の銀メダル獲得の立役者となった鳥海。ファンによる投票で、東京パラ大会のMVPに選ばれた。(C)Getty Images

 東京パラリンピックで銀メダルを獲得した日本車いすバスケットボール界のホープが、新たな勲章を手にした。

 9月10日、国際車いすバスケットボール連盟は、同大会における男子のMVPに日本代表の鳥海連志を選出したと発表。公式インスタグラムのフォロワーによる投票で選ばれた。

 22歳の鳥海は、2016年リオデジャネイロ大会に続く2大会連続の出場。初戦のコロンビア戦でトリプルダブル(15得点、17リバウンド、10アシスト)を達成すると、準決勝のイギリス戦では3部門でチーム最多の20得点、8リバウンド、8アシスト、アメリカとの決勝では8得点、18リバウンドの奮闘を見せた。
 
 チーム最年少だった前回大会から大きな飛躍を遂げ、日本の快進撃を牽引した若きエースは8試合を通して平均10.5点、10.8リバウンド、7.0アシスト、2.0スティールをマーク。車いすバスケの中でも障害の程度が重い「ローポインター」(1.0~4.5の持ち点の2.5点以下)ながら、リバウンドは全選手中3位タイ、アシストは6位、スティールは3位と攻守にわたって輝きを放ち、試合を重ねるごとに国内外のファンから注目を集めた。

 決勝を終えたあとには「全員で出せた結果。(東京パラリンピックで)注目していただいて、この熱をしっかりと燃やしたまま、パラリンピックスポーツ、車いすバスケットボールが日本に根付くことを目指して盛り上げていきたい」と語っていた鳥海。“日本イスバス界”の新たな顔は、これからも走り続ける。

構成●ダンクシュート編集部

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