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エンビードがフランス国籍を取得!2024年パリ五輪での打倒アメリカ&悲願の金メダルに前進<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.07.14

昨季NBAの得点王に輝いたエンビードがフランス国籍を取得。来年のW杯や再来年のパリ五輪でその雄姿が見られるか。(C)Getty Images

昨季NBAの得点王に輝いたエンビードがフランス国籍を取得。来年のW杯や再来年のパリ五輪でその雄姿が見られるか。(C)Getty Images

 現地時間7月13日、フィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・エンビードが、今月上旬に正式にフランス国籍を取得したと複数のメディアが報じた。

 1994年3月16日にカメルーンの首都ヤウンデで生まれたエンビードは、16歳の時に渡米してフロリダ州にある高校でプレーしたのちにカンザス大へ入学。

 そこでアンドリュー・ウィギンズ(現ゴールデンステイト・ウォリアーズ)やウェイン・セルデン(元メンフィス・グリズリーズほか)、タリーク・ブラック(元ロサンゼルス・レイカーズほか)ら、のちのNBA選手たちとプレーし、平均11.2点(フィールドゴール成功率62.6%)、8.1リバウンドをマーク。1年次終了後にアーリーエントリーし、2014年のドラフト全体3位でシクサーズから指名されてNBA入りした。
 
 相次ぐ足のケガによりキャリア最初の2シーズンを全休したものの、16-17シーズンにデビュー後はすぐにチームのエース格となり、翌シーズンからオールスターの常連に。キャリア6年目の昨季は自己最多の平均30.6点をあげ、米国外出身選手として初となる得点王に輝いたほか、MVP投票では2シーズン連続で2位に入るなどリーグ最高級のビッグマンとしての地位を確立した。

 公称213cm・127kgを誇る28歳の万能型ビッグマンが、今後フランス代表の一員に加わるとなれば、来年のFIBAワールドカップ(W杯)、そして2024年にフランスのパリで開催されるオリンピックに向けて大きな補強となることは間違いない。

 現世界ランキング4位のフランス代表は、2019年のW杯で3位、昨夏の東京オリピックでは銀メダルを獲得。3度の最優秀守備選手賞を誇るルディ・ゴベア(ミネソタ・ティンバーウルブズ)やニコラ・バトゥーム(ロサンゼルス・クリッパーズ)、エバン・フォーニエ(ニューヨーク・ニックス)といった現役NBA選手が並ぶ布陣にエンビードが加わり、ゴベアと“ツインタワー”を形成するとなれば、攻守両面で相手チームの脅威になるだろう。
 
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