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NBA

「なぜスモールボールをしているんだ?」セルティックスの選手起用法にアリナスが疑問符「大きいチームが常に勝っている」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.10.31

セルティックスは開幕3連勝と好スタートを切ったが、アリナスは現在のスターティング5では優勝できないと語った。(C)Getty Images

セルティックスは開幕3連勝と好スタートを切ったが、アリナスは現在のスターティング5では優勝できないと語った。(C)Getty Images

 ボストン・セルティックスは現地時間10月30日(日本時間31日、日付は以下同)、敵地でワシントン・ウィザーズに126-107で快勝し開幕3連勝を飾った。史上18回目の優勝に向けて好スタートを切ったが、元NBA選手のギルバート・アリナスは、今の選手起用法では、リーグ制覇は難しいと考えているようだ。

 セルティックスは今年6月、3チーム間トレードで守備職人のマーカス・スマート、シューターのダニーロ・ガリナーリらを放出し、ワシントン・ウィザーズからビッグマンのクリスタプス・ポルジンギスを獲得した。

 開幕戦は108ー104でニューヨーク・ニックスを下すと、続く10月28日のマイマミ・ヒート戦も119-111で勝利。この日のウィザーズ戦も含め、ジョー・マズーラHC(ヘッドコーチ)はここまでドリュー・ホリデー(193cm)、デリック・ホワイト(193cm)、ジェイレン・ブラウン(198cm)、ジェイソン・テイタム(203cm)、ポルジンギス(218cm)というスターティング5を固定している。

 しかし、アリナスは自身がホスト役を務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』で、セルティックスはポルジンギスを獲得しながら高さを活用していないと指摘した。
 
「なぜスモールボールをしているんだ? (2021年に)バックスが優勝した時、スモールボールだったかい? (20年の)レイカーズと(23年の)ナゲッツはどうだった? スモールボールじゃない。マイアミ・ヒートは(20年と23年に)2回NBAファイナルで負けている。それはなぜか。スモールボールをしたからだ」

 セルティックスがスモールボールを積極的に使わないのは、テイタムを従来のスモールフォワードで起用しても、ブラウンがパワーフォワードとして効果的なプレーができないこともあるだろう。アリナスはホワイトの先発起用には反対派で、シューティングガードにブラウン、スモールフォワードにテイタム、パワーフォワードにポルジンギス、そしてセンターにベテランのアル・ホーフォード(206cm)を使うべきだと主張する。

「(ホワイトを入れて)スモールボールをやったとして、昨年との違いは何だ? 彼らは本来のポジションでこそ力を発揮する。ブラウンはショットブロッカーかい? (違うポジションで使えば)相手からすれば簡単に得点を入れられる。テイタムが4番(パワーフォワード)でプレーすることはない。

 セルティックスは高さもあるし、運動能力も備わっている。ユニコーン(ポルジンギス)はアスレティックだ。みんなそれを知らないんだ。サイズがあって、アスレティックである必要がある」
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