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NBA

デュラントを“口撃”するバークレーを、第三者のアリナスがチクリ「自分がどのチームを牽引していたのか教えてほしい」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.02.24

舌戦を繰り返すデュラント(左)とバークレー(右)。偶然にも両者とも優勝を求めてサンズに移籍したが…。(C)Getty Images

舌戦を繰り返すデュラント(左)とバークレー(右)。偶然にも両者とも優勝を求めてサンズに移籍したが…。(C)Getty Images

 ケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)は、言わずと知れた現代NBAを代表するスーパースターの1人だ。オールスター期間中に殿堂入り選手のチャールズ・バークレーが「リーダーじゃない」と揶揄したが、元NBA選手のギルバート・アリナスは逆に、キャリアで“無冠”に終わったバークレーを批判している。

 デュラントはドラフト全体2位指名でNBA入りした2007年からの17年間で、得点王を計4回獲得するなど歴代10位の通算2万8268得点、シーズンMVP1回、オールNBA1stチーム選出6回、NBA75周年記念チーム選出など、数々の功績を築いてきた。

 一方で、キャリアをスタートさせたオクラホマシティ・サンダーでは9年間の在籍で頂点に手が届かず(2011-12シーズンのNBAファイナル進出が最高)、16年夏にゴールデンステイト・ウォリアーズへ移籍。17年と18年に2年連続でリーグ優勝&ファイナルMVPを獲得したが、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンを軸に、前年に史上最多の73勝をあげたチームへの移籍には批判も噴出した。

 その後、移籍したブルックリン・ネッツでもカイリー・アービング(現ダラス・マーベリックス)やジェームズ・ハーデン(現ロサンゼルス・クリッパーズ)と共闘しながら結果を残せず、トレードを要求して23年2月からサンズの一員となった経緯がある。
 
 そのなかで、2月18日(日本時間19日)にインディアナポリスで行なわれたNBAオールスターゲームの『TruTV』放送中に、殿堂入り選手のバークレーがデュラントに対して語った発言が大きな話題となった。

「ケビンはフォロワーだ。リーダーじゃない。彼が所属した全チームでそれが証明されている。(デビン)ブッカーも素晴らしい選手だ。彼(ブッカー)がイニシアチブを取り、サンズを次のレベルに導いてくれると思う。ボストン(セルティックス)に関しても同じことを言ったけど、誰か1人が前に出ないといけない。フェニックスが成功を収めるためには、ブッカーが牽引しなければならないんだ」

 デュラントは自身が共同設立したメディア会社『Boardroom』で、自らのリーダーシップが評価されない理由について、「俺はほかの選手たちほどカリスマ性はないし、テレビ向きの性格でもない。自分のやっていることを十分にアピールしていない」と語りつつ、「俺は人々にリーダーと呼ばれたいわけじゃないけど、リーダーじゃないとも言われたくない。みんなは、俺の意図や、チームメイトやサポートしてくれるスタッフたちと築いてきた関係を見ていないからね」と応戦した。
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