ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーは、通算3ポイント成功数でNBA史上初の4000本を突破するなど、歴代最高のシューターとも謳われる。将来のバスケットボール殿堂入りが確実視される名手だが、プロ入り当初の評価は決して高くなかった。
2009年のドラフト1巡目7位指名でNBA入りしたカリーは、3ポイント全盛のトレンドを作り出し、バスケットボールそのものを変えたとも言われる。必殺の長距離砲でウォリアーズを4度のリーグ優勝に導き、昨年のパリ五輪ではアメリカ代表の金メダル獲得にも貢献した。
そんな偉大なカリーもデビュー時はまだ線も細く、決してスーパースターになるような前評判ではなかった。ルーキーイヤーは平均17.5点、2年目は平均18.6点をあげたが、3年目はケガもあって自己ワーストの平均14.7点に終わっている。
しかし、4年目の2012-13シーズンから平均20点台に乗せ、ウォリアーズ不動のエースに上り詰めた。元NBA選手のギルバート・アリナス(元ワシントン・ウィザーズほか)は『VLAD TV』で、「(NBA)1年目なんてひどいもんだったよ」と当初はカリーを過小評価していたことを認めた。
「俺は当時選手だったし、ドラフトを見ていた。(元NBA選手の)クリス・ミルズの弟だったトレイシー・ミルズのことを覚えている。彼は俺に『ステフはもうすぐNBA選手になるんだ』と教えてくれた。トレイシーは『ゴールデンステイトにとって大きな指名になる』と言っていたけど、俺はハイライトを見て『色白なJJ・レディックじゃないか』と思った。でも、トレイシーは『とんでもない! 彼(カリー)は今まさに覚醒しようとしている』という反応だった」
アリナスがカリーと初対戦したのは09年12月18日。アリナスは45得点を叩き出してウィザーズを勝利に導いたが、3ポイント5本を含む27得点をあげたルーキーのカリーが印象に残ったという。
「彼を初めて見た時、俺が思っていたよりもずっと良い選手だと思った」
出演者のラシャード・マッキャンツ(元ミネソタ・ティンバーウルブズほか)が「ステフは歴代で3番目に偉大な選手」と主張していたことに同意するかと聞かれたアリナスは、「何をもって偉大とするかだ」と切り出して持論を展開している。
「カリーム(アブドゥル・ジャバー)やマジック(ジョンソン)を超えることはできない。ウィルト(チェンバレン)やシャキール・オニール、マイケル・ジョーダン、コビー(ブライアント)、レブロン・ジェームズもいる。身長188cmでジャンプ力もスピードもないガード(カリー)が、ハードワークを続けて上り詰めた。“パウンド・フォー・パウンド”(格闘技において全階級で体重差のハンデがない場合、誰が最強であるかを指す称号)なら最も偉大かもしれない」
いずれにしても、カリーが将来語り継がれていくレジェンドになることは間違いないだろう。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】プレーでもルックスでもファンを魅了!NBA史上最高のシューター、ステフィン・カリーの厳選ショット!
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そんな偉大なカリーもデビュー時はまだ線も細く、決してスーパースターになるような前評判ではなかった。ルーキーイヤーは平均17.5点、2年目は平均18.6点をあげたが、3年目はケガもあって自己ワーストの平均14.7点に終わっている。
しかし、4年目の2012-13シーズンから平均20点台に乗せ、ウォリアーズ不動のエースに上り詰めた。元NBA選手のギルバート・アリナス(元ワシントン・ウィザーズほか)は『VLAD TV』で、「(NBA)1年目なんてひどいもんだったよ」と当初はカリーを過小評価していたことを認めた。
「俺は当時選手だったし、ドラフトを見ていた。(元NBA選手の)クリス・ミルズの弟だったトレイシー・ミルズのことを覚えている。彼は俺に『ステフはもうすぐNBA選手になるんだ』と教えてくれた。トレイシーは『ゴールデンステイトにとって大きな指名になる』と言っていたけど、俺はハイライトを見て『色白なJJ・レディックじゃないか』と思った。でも、トレイシーは『とんでもない! 彼(カリー)は今まさに覚醒しようとしている』という反応だった」
アリナスがカリーと初対戦したのは09年12月18日。アリナスは45得点を叩き出してウィザーズを勝利に導いたが、3ポイント5本を含む27得点をあげたルーキーのカリーが印象に残ったという。
「彼を初めて見た時、俺が思っていたよりもずっと良い選手だと思った」
出演者のラシャード・マッキャンツ(元ミネソタ・ティンバーウルブズほか)が「ステフは歴代で3番目に偉大な選手」と主張していたことに同意するかと聞かれたアリナスは、「何をもって偉大とするかだ」と切り出して持論を展開している。
「カリーム(アブドゥル・ジャバー)やマジック(ジョンソン)を超えることはできない。ウィルト(チェンバレン)やシャキール・オニール、マイケル・ジョーダン、コビー(ブライアント)、レブロン・ジェームズもいる。身長188cmでジャンプ力もスピードもないガード(カリー)が、ハードワークを続けて上り詰めた。“パウンド・フォー・パウンド”(格闘技において全階級で体重差のハンデがない場合、誰が最強であるかを指す称号)なら最も偉大かもしれない」
いずれにしても、カリーが将来語り継がれていくレジェンドになることは間違いないだろう。
構成●ダンクシュート編集部
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