現地時間４月30日、ロサンゼルス・レイカーズ（第３シード）とミネソタ・ティンバーウルブズ（第６シード）によるプレーオフ１回戦第５戦が行なわれ、103－96でウルブズが勝利。シリーズ４勝１敗で次ラウンド進出を決めた。八村塁は23得点、４リバウンドの活躍を見せたが、奮闘及ばず今季の戦いを終えた。

　ホームの初戦を落とし、敵地での第３、４戦も連敗を喫して後がないレイカーズは先発メンバーを変更。過去４戦で計31分の出場にとどまっていたセンターのジャクソン・ヘイズを外し、ルカ・ドンチッチ、オースティン・リーブス、レブロン・ジェームズ、八村、ドリアン・フィニー・スミスと、前戦の後半をフルで戦った布陣で臨んだ。

　本拠地に戻って好スタートといきたいレイカーズだったが、立ち上がりから０－６と先行を許す苦しい展開。そのなかで八村が開始４分44秒、ドライブからルディ・ゴベア相手に強烈なスラムダンクを叩き込みチームを盛り立てる。

　さらに八村はオフェンシブ・リバウンドから連続得点をあげて一時３点差に迫ったが、レイカーズは再び差を広げられて19－31で第１クォーターを終了。

　第２クォーターはレブロンやジャレッド・ヴァンダービルトのエネルギッシュな働き、八村の連続３ポイントなどでウルブズの背中を捉えかけるも、またも突き放され49－59と10点ビハインドで折り返しとなった。
  　勝負の後半、レイカーズはレブロンが反撃の口火を切り、前半終盤に腰を痛めたドンチッチも続く。八村も２本の３ポイントにドンチッチとのアリウープでスコアを重ねると、第３クォーター残り２分38秒にフィニー・スミスの３ポイントが決まってこの試合初のリードを奪取。

　対するウルブズも好調のゴベアが得点を重ねて、81－80とウルブズのリードで第４クォーターを迎えた。

　息詰まる熱戦は残り３分で91－93の２点差。だがレイカーズはここから痛恨の連続失点を喫し、６点ビハインドに。残り１分42秒に八村が意地の３ポイントを決めるも、直後に37歳のマイク・コンリーに３点を返され万事休す。１回戦で姿を消すこととなった。

　レイカーズはドンチッチが28得点、７リバウンド、９アシスト、レブロンが22得点、７リバウンド、６アシストを記録。相手エースのアンソニー・エドワーズを15得点（３ポイント０／11）に抑えた一方で、ゴベアにプレーオフ自己最多の27得点＆24リバウンド、ジュリアス・ランドルに23得点を奪われ、手薄なゴール下を支配された。

　八村は39分26秒の出場でチーム２位の23得点（フィールドゴール９／16、３ポイント５／８）、４リバウンド、１ブロックと奮闘。前戦に続きプレーオフ自己最多タイの３ポイント５本成功、守備でも身体を張り続けたが、キャリア６年目も頂点には届かなかった。

　勝利したウルブズは、カンファレンス準決勝でゴールデンステイト・ウォリアーズvsヒューストン・ロケッツの勝者と対戦する（現在ウォリアーズが３勝２敗）。

構成●ダンクシュート編集部

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