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NBA22年目を終えたレブロン、来季の去就は「わからない」。識者は現役続行を予想「背番号23が23年目に突入することになる」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.05.02

レブロンが現役続行を決断した場合、来季はNBA史上最長の23年目となる。契約内容含め注目だ。(C)Getty Images

レブロンが現役続行を決断した場合、来季はNBA史上最長の23年目となる。契約内容含め注目だ。(C)Getty Images

 現地時間4月30日(日本時間5月1日)にホームのクリプトドットコム・アリーナで臨んだプレーオフ1回戦第5戦。ロサンゼルス・レイカーズは、ルカ・ドンチッチがゲームハイの28得点に7リバウンド、9アシスト、八村塁が両チーム最多5本の3ポイントを突き刺して23得点、レブロン・ジェームズが22得点、7リバウンド、6アシスト、2スティールをマークした。

 しかし、試合はミネソタ・ティンバーウルブズに約43分間にわたってリードを許し、最後は96-103で力尽きて1勝4敗でシリーズ敗退。レギュラーシーズンで50勝32敗(勝率61.0%)の成績を残してウエスタン・カンファレンス第3シードを手にしたものの、第6シードのウルブズ(49勝33敗/勝率59.8%)相手に1勝しかできずにポストシーズンを終えた。

 今季のレイカーズはJJ・レディックが新たに指揮官に就任。12月末のトレードでディアンジェロ・ラッセル(現ブルックリン・ネッツ)を放出してドリアン・フィニー・スミスを獲得、2月の超大型トレードで主軸のアンソニー・デイビス(現ダラス・マーベリックス)らを手放してドンチッチを迎えるなど、主力を入れ替えながら50勝に到達した。

 プレーオフ開幕前は優勝候補の一角とみなされ、大都市ということもあって大きな注目を浴びていたため、1回戦敗退は期待外れと評されてもおかしくはない。
 
 とはいえ、今季途中までマブズを背負い、昨季ファイナルまで導いたドンチッチを加えてわずか2か月半でプレーオフを迎えただけに、ロスターや戦術など様々な面で覇権争いには不足していた面も否めない。

 主要選手のうち、ドンチッチ、八村、オースティン・リーブス、ゲイブ・ヴィンセント、ジャレッド・ヴァンダービルトは来季も契約下にある。

 一方、レブロンとフィニー・スミスはプレーヤーオプション(選手自身に契約継続or破棄の権利がある)。オフはデイビス退団で大きな穴となったセンターポジション、特にドンチッチを攻守で補完できるリムプロテクターの獲得が必須となる。

 ただし補強の前に最も注目されるのは、レブロンの去就にほかならない。NBA歴代最長タイとなるキャリア22年目の今季は、レギュラーシーズン70試合、平均34.9分に出場して、24.4点、7.8リバウンド、8.2アシストを残し、プレーオフの5試合でも平均40.7分で25.4点、9.0リバウンド、5.6アシスト、2.00スティール、1.80ブロックと攻守にわたって奮戦した。
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