専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

NBAが来年のオールスターで『アメリカvs世界選抜』を実施か。コミッショナー「これ以上のタイミングはない」<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2025.06.06

今年のオールスターでもチーム分けの段階で「アメリカ代表vs世界選抜」のような構図となったが、正式にルールが変わるかもしれない。(C)Getty Images

今年のオールスターでもチーム分けの段階で「アメリカ代表vs世界選抜」のような構図となったが、正式にルールが変わるかもしれない。(C)Getty Images

 かねてから噂のあった、NBAオールスターゲームでの『オールUSAvs世界選抜』が、来年にも実現するかもしれない。

 6月4日、NBAコミッショナーのアダム・シルバーが、スポーツエンタメ番組『Breakfast Ball』にゲスト出演した際に、2026年のオールスターでの実現の可能性について語った。

 シルバーが番組内で明かした、このタイミングで構想が固まった理由には2つの背景がある。

 ひとつは、2026年のオールスターが、ちょうどミラノ・コルティナ冬季オリンピックの最中に開催されること。

 それゆえ、放送局の『NBC』ではオールスターゲームの前後に冬季オリンピックの競技が放送されることになる。オリンピックと言えばもちろん国対抗のイベントだ。よってシルバーは、その流れの中での中継という点を考えた時、「アメリカ対世界という構図を特集するのに、これ以上のタイミングはない」と戦略的な意図を説明した。

 もうひとつの要因は、アイスホッケーリーグNHLが今年、オールスターのスタイルを変更して『4 Nations Face-Off』というタイトルで、カナダ・スウェーデン・フィンランドの選抜チームvsアメリカという図式で開催したところ、大成功を博したことだ。
 
「まだどのようなフォーマットにするかは具体的に決まっていないが、NHLのやり方については非常に注目している。あれは大成功だった」とシルバー。

 さらにバスケ界でも昨年のパリオリンピックで、準決勝のアメリカ対セルビア、そして決勝のアメリカ対フランスといった試合が大いに盛り上がったことも後押しになったとコミッショナーは付け加えた。

 これを受けてファンやメディアの間で盛り上がっているのは「世界選抜のメンバーの顔ぶれは?」という話題だ。例えば、フランス紙『レキップ』が推す世界選抜のスターティング5は、次の通りになっている。

 今季のMVPであるオクラホマシティ・サンダーのシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(カナダ)を筆頭に、デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチ(セルビア)、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アテトクンボ(ギリシャ)、ニューヨーク・ニックスのカール・アンソニー・タウンズ(ドミニカ共和国)。

 今年のオールスターに出場した上記4人に、ケガで欠場したロサンゼルス・レイカーズのルカ・ドンチッチ(スロベニア)を加えた5人だ。

 ベンチメンバーには、サンアントニオ・スパーズのヴィクター・ウェンバンヤマ(フランス)、インディアナ・ペイサーズのパスカル・シアカム(カメルーン)、ヒューストン・ロケッツのアルペレン・シェングン(トルコ)とこちらもスター揃いだ。
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号

  • soccer_digest

    6月10日(火)発売!

    定価:800円 (税込)
  • world_soccer_digest

    2025年6月5日(木)発売!

    定価:980円 (税込)
  • smash

    好評販売中!

    定価:800円 (税込)
  • dunkshot

    好評発売中!

    定価:1100円 (税込)
  • slugger

    5月23日(金)発売!

    定価:1100円 (税込)