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NBA

公称183cmのアイバーソンは「大きく感じた」元NBA選手が証言「俺は206cmだが、みんなも彼を見上げるような感じだった」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.06.15

アイバーソンの身長は183㎝だが、実際よりも大きく見えたとアリナスらは語る。(C)Getty Images

アイバーソンの身長は183㎝だが、実際よりも大きく見えたとアリナスらは語る。(C)Getty Images

 殿堂入り選手のアレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)が、6月7日に50歳となった。

 NBAで計4回の得点王に輝いた小さな点取り屋は、切れ味鋭いドライブでディフェンスを切り裂き、大男相手に次々と得点を重ねた。元NBA選手のギルバート・アリナス(元ワシントン・ウィザーズほか)は、アイバーソンが実際よりも大きく感じたと振り返っている。

 1996年のドラフト全体1位でシクサーズに入団した183cm・75kgのアイバーソンは、瞬く間にチームのエースに就任。鋭いドリブルを武器に得点を量産し、2000−01シーズンには平均31.1点で得点王に輝くとともに自身初となるシーズンMVPを受賞し、同年にはチームをNBAファイナルに導いた。

 NBAでは通算914試合に出場して平均26.7点、6.2アシスト、2.2スティールを記録。通算2万4368得点は歴代30位、1983スティールは同14位にランクインしている。さらに、その自由な生き方やヒップホップ系のファッション、全身に彫られたタトゥーはティーンエイジャーの憧れとなり、カルチャーアイコンとなった。

 優勝こそ叶わなかったものの、個人としては数々の栄光を手にし、2016年には殿堂入りを果たしているアイバーソン。元NBA選手で直接対決の経験もあるアリナスは自身がホストを務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』で、同じ攻撃的ガードという共通点を持つアイバーソンについて触れた。
 
「マイケル・ジョーダンがどんな人間だったか、あのレベルに到達するにはどんな風に見えなければならないか、俺たちは知っている。彼はただ単にそこにいて、ありのままの自分を貫いた。オールスターで彼のイエス・キリストのような動きを見ていると、次元が違って見えたよ。シャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)、コビー(ブライアント/元レイカーズ)、そしてアイバーソンがいたけど、やっぱり彼は違った。同じ部屋の中で、彼はより大きく感じた」

 2006~08年にデンバー・ナゲッツで共闘した元NBA選手のケニョン・マーティンも、「俺は身長206cmで彼は身長183cmだったけど、みんなも彼を見上げるような感じで見ていた」とアリナスの意見に同調した。

 アリナスは、「まるでロックスターだった」とその影響力を改めて称賛。マーティンも「バスケットボール界において(アイバーソンの着けていた)『3番』は特別だ。彼はアイコンだった」と続いた。

 記録だけでなく、記憶にも残る選手――。アイバーソンはチームメイトや対戦したライバルたちからも一目置かれる存在だった。

構成●ダンクシュート編集部

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