メジャー2年目も米球界で大きな注目を集めている、ピッツバーグ・パイレーツのポール・スキーンズ。今季はチームの低迷から、一時はトレード放出が噂されたものの、パイレーツに残留を決めた。そして開幕から続く高いパフォーマンスにより、サイ・ヤング賞の最右翼との声も根強いものになってきている。
【動画・画像】身長178cmの山本由伸が大柄のド軍同僚より頭ひとつ抜けた場面(2枚目)
パイレーツ専門サイト『RUM BUNTER』が現地時間8月2日、スキーンズの特集記事を配信。7月の5登板でのパフォーマンスを振り返りながら、サイ・ヤング賞受賞に太鼓判を押している。
同メディアは、「現在のMLBには素晴らしい投手がたくさんいるが、仮にそれらを階層に分けるとすれば、スキーンズは唯一無二の最上位に位置する」と評しており、続けて、「火を噴く速球、現実離れした変化球のバリエーション、そして精密なコントロール。スキーンズの領域に届く投手は、ほとんどいない」と23歳右腕のスキルを絶賛している。
他にも、「7月の月間防御率は0.67を叩き出し、1920年以降のパイレーツ球団史上でもトップ5に入る圧倒的な成績を残した」と説いている。スキーンズが5度の先発でわずか2失点だった7月の内容をフォーカスしながら、「一般論として、春季キャンプ明けの時期は投手が打者より優位に立ち、夏に差し掛かる頃には打者が調子を上げ、タイミングを掴み始める。すると、投手の腕は疲れを見せ、炎天下での登板でパフォーマンスが落ちるものだ」と主張する。
その上で、「つまり彼は、他の投手が調子を落としていくこの時期に、逆にギアを上げているという常識外れの軌道を描いている」と指摘。さらに、「もちろん今後も毎月防御率1点未満を続けるなどというのは現実的ではないが、7月のパフォーマンスは、サイ・ヤング賞争いにおいて決定打となる月間成績だった」などと綴っている。
加えて、今後の残りのシーズンを見通し、「他球団のエースクラスの投手たちは、すでに“2位争い”に回らざるを得ない状況なのかもしれない」と持論を述べた。
またトピックでは今夏、スキーンズがトレード放出されなかったことから、「球団は彼を長期的に囲う姿勢を見せるべきだ」と、チームの“顔”としての活躍に期待を膨らませている。今季のパイレーツにおいて、まさに最大の関心事のひとつとも言えるスキーンズの記録的なピッチング。その剛腕は今後も、ファンの視線をくぎ付けにするはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
【動画・画像】身長178cmの山本由伸が大柄のド軍同僚より頭ひとつ抜けた場面(2枚目)
【記事】ヤンキース、山本由伸“争奪戦”でド軍に敗れ「代替案として契約した」オールスター右腕を放出 「近年最悪の補強」とNY紙が辛辣評価
【記事】大谷翔平に背番号「17」譲渡の“37歳右腕”がドジャース復帰か? 現地メディア注目「1か月契約でもいい、10月になるとスイッチが入る」
【動画・画像】身長178cmの山本由伸が大柄のド軍同僚より頭ひとつ抜けた場面(2枚目)
パイレーツ専門サイト『RUM BUNTER』が現地時間8月2日、スキーンズの特集記事を配信。7月の5登板でのパフォーマンスを振り返りながら、サイ・ヤング賞受賞に太鼓判を押している。
同メディアは、「現在のMLBには素晴らしい投手がたくさんいるが、仮にそれらを階層に分けるとすれば、スキーンズは唯一無二の最上位に位置する」と評しており、続けて、「火を噴く速球、現実離れした変化球のバリエーション、そして精密なコントロール。スキーンズの領域に届く投手は、ほとんどいない」と23歳右腕のスキルを絶賛している。
他にも、「7月の月間防御率は0.67を叩き出し、1920年以降のパイレーツ球団史上でもトップ5に入る圧倒的な成績を残した」と説いている。スキーンズが5度の先発でわずか2失点だった7月の内容をフォーカスしながら、「一般論として、春季キャンプ明けの時期は投手が打者より優位に立ち、夏に差し掛かる頃には打者が調子を上げ、タイミングを掴み始める。すると、投手の腕は疲れを見せ、炎天下での登板でパフォーマンスが落ちるものだ」と主張する。
その上で、「つまり彼は、他の投手が調子を落としていくこの時期に、逆にギアを上げているという常識外れの軌道を描いている」と指摘。さらに、「もちろん今後も毎月防御率1点未満を続けるなどというのは現実的ではないが、7月のパフォーマンスは、サイ・ヤング賞争いにおいて決定打となる月間成績だった」などと綴っている。
加えて、今後の残りのシーズンを見通し、「他球団のエースクラスの投手たちは、すでに“2位争い”に回らざるを得ない状況なのかもしれない」と持論を述べた。
またトピックでは今夏、スキーンズがトレード放出されなかったことから、「球団は彼を長期的に囲う姿勢を見せるべきだ」と、チームの“顔”としての活躍に期待を膨らませている。今季のパイレーツにおいて、まさに最大の関心事のひとつとも言えるスキーンズの記録的なピッチング。その剛腕は今後も、ファンの視線をくぎ付けにするはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
【動画・画像】身長178cmの山本由伸が大柄のド軍同僚より頭ひとつ抜けた場面(2枚目)
【記事】ヤンキース、山本由伸“争奪戦”でド軍に敗れ「代替案として契約した」オールスター右腕を放出 「近年最悪の補強」とNY紙が辛辣評価
【記事】大谷翔平に背番号「17」譲渡の“37歳右腕”がドジャース復帰か? 現地メディア注目「1か月契約でもいい、10月になるとスイッチが入る」
関連記事
- 4回4失点4四死球、千賀滉大は「フラストレーションを感じているはずだ」 メッツ指揮官は信頼「彼のことを心配していない」
- ドジャース、昨季WS優勝リング贈呈式で山本由伸が主役に!? 同僚よりも頭ひとつ抜け出す姿にファン騒然
- 「あまりにも残酷だ」約4か月ぶりに復帰したスネルが5回3失点で今季初黒星…地元メディアは「あの普通でない2発がなければ」と嘆き
- イチローの「唯一無二」の偉大さ、そしてそれが次世代に継承されていくことへの期待…MLB Japanが「51 WITNESSES OF GREATNESS」に込めた意義
- 3選手獲得も…エンジェルスのトレード期限の動きは「不可解」「失敗した」米記者や地元メディアが酷評「売り手ではなく買い手を選んだのは驚き」