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WBCの再現? 大谷翔平が9回リリーフで優勝なら「壮大なフィナーレ」「トラウトを三振に仕留めたあのドラマをもう一度」米記者が描くWS第7戦

THE DIGEST編集部

2025.11.01

第7戦の先発が予想されている大谷。米記者は最終回のリリーフ登板の可能性に触れた。(C)Getty Images

 現地10月31日、ワールドシリーズ第6戦でロサンゼルス・ドジャースがトロント・ブルージェイズに3対1で勝利し、成績は3勝3敗。今シーズンの優勝の行方は、最終第7戦に持ち越しとなった。

 山本由伸が6回1失点と好投し、2番手のジャスティン・ロブレスキーが7回を零封。8回からマウンドに上がった佐々木は、回またぎの9回に死球と二塁打で無死二、三塁とピンチを迎えたが、4番手として登板したタイラー・グラスノーが後続を抑え、3回に挙げた3得点を守り切った。

 注目が集まっているのは、優勝決定戦となる第7戦の先発だ。ブルージェイズは3度のサイ・ヤング賞を受賞している41歳のマックス・シャーザー。一方のドジャースは未定となっている。第7戦の先発も予想されていたグラスノーが第6戦の9回に登板したこともあり、中3日で大谷翔平が先発すると予想されているのが現状だ。

 そんななか、米紙『USA Today』のボブ・ナイチンゲール記者は、違った展開を予想した。「ワールドシリーズ第7戦、いまは大谷翔平に注目が集まっている」と題した記事を公開し、そのなかで"リリーフ大谷"に言及した。

 
「ワールドシリーズの壮大なフィナーレを期待している? それが実現するかもしれない。2023年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でマイク・トラウトを三振に仕留め、日本に金メダルをもたらしたあのドラマをもう一度? それが実現するかもしれない」

 大谷の先発が予想されているなか、このように、大谷のリリーフ登板に思いを馳せた。

「第7戦では、キャリアで初めて中3日で大谷が登板する姿が見られるだろう。先発か、あるいはリリーフ。リリーフ登板すれば(途中登板なら二刀流ルールでDHが解除となるため)、4年ぶりの外野守備も見られるかもしれない」

 デーブ・ロバーツ監督は第7戦に向けて、「(大谷の登板を含め)あらゆる可能性を検討中だ」と語っており、山本由伸を除く全投手をシーズン最終戦にスタンバイさせるつもりだ。

 大谷が先発するのか、それともWBCのように最終回に登場して優勝投手になるのか。打者としての活躍はもちろん、どこかで登板するであろう投手としての快投を期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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