ロサンゼルス・ドジャースが、28歳のクリーブランド・ガーディアンズの外野手スティーブン・クワンの獲得に再び動くようだ。現地10日、米スポーツメディア『ClutchPoints』が報じた。
報道によると、２年連続のワールドシリーズ制覇を果たした今オフ、さらなる戦力補強を計画しており、その有力候補のひとりとしてクワンが浮上しているという。
クワンは2022年にガーディアンズでMLBデビュー。安定したバットコントロールでヒットを量産できる打撃力と守備力で評価を高めてきた。25年シーズンは156試合に出場し、11本塁打、56打点、打率.272、出塁率.330、OPS.704。打撃面での安定感に加え、左翼手としてMLBデビュー以来４年連続（22年～25年）でゴールドグラブ賞を受賞しており、球界屈指の守備力を誇る。
同メディアによると、米紙『USA Today』のボブ・ナイチンゲール記者は「ドジャースは今夏のトレード期限（７月31日）の時点でクワンを獲得寸前だった。ドジャースは再び交渉に乗り出すだろう」と報じ、「ガーディアンズの要求は高くなるが、ドジャースは有望若手選手をトレードとして差し出す余力が十分にある」と伝えている。
攻守両面で安定したパフォーマンスを誇るクワンの加入が実現すれば、ドジャースの戦力はさらに厚みを増すだろう。今オフ、注目トレードのひとつとして、その動向に注目が集まる。
構成●THE DIGEST編集部
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