新型コロナウイルス感染拡大はプロ野球のペナントレースだけでなく、アマチュア選手のスカウティングにも大きな影響を与えている。カテゴリーで大会の中止、延期が相次いでおり、スカウト活動は実質休止となっている。ドラフト候補選手にも辛い時期が続いているが、そんな時だからこそ有望選手を積極的に紹介していきたい。今回は上位指名が予想される投手編だ。
今年のドラフト戦線で最も上位候補が多いのが、大学生の投手になるだろう。しかしここへ来て、不安なニュースが入ってきた。総合力ナンバーワンと見られていた山崎伊織(東海大)が右ヒジの靭帯部分断裂と診断されたのだ。復帰まで1年半近くかかると言われるトミー・ジョン手術は回避し、田中将大(ヤンキース)も受けたPRP注射の治療で復帰を目指すことになったが、本来のボールがどこまで戻ってくるかは気がかりなところだ。万全であれば1位指名の可能性は高いだけに、鮮やかな復活に期待したい。
山崎の状態が不透明となると、大学生で一番人気になりそうなのが伊藤大海(苫小牧駒沢大)だ。2年春の大学選手権で鮮烈な投球を見せると、その後は大学日本代表の抑えに定着。昨年秋の大学日本代表候補合宿でも打者6人から4つの三振を奪う圧倒的なピッチングを見せている。分かっていても振り遅れるストレートが最大の魅力。リリーフが手薄な球団にとっては、喉から手が出るほど欲しい投手だろう。
伊藤に続いて人気になりそうなのが、東京六大学を代表する左右の本格派である早川隆久(早稲田大)と木沢尚文(慶応大)の2人だ。早川は高校時代から全国屈指のサウスポーで、高校日本代表にも選出。ちなみに当時、早川とともに選ばれた他の投手7人は全員が高卒でプロ入りしている。高校時代はコントロールが光る投手だったが、大学で順調にスピードアップし、好調時は150キロ超。サウスポーとしては筆頭候補になるだろう。
今年のドラフト戦線で最も上位候補が多いのが、大学生の投手になるだろう。しかしここへ来て、不安なニュースが入ってきた。総合力ナンバーワンと見られていた山崎伊織(東海大)が右ヒジの靭帯部分断裂と診断されたのだ。復帰まで1年半近くかかると言われるトミー・ジョン手術は回避し、田中将大(ヤンキース)も受けたPRP注射の治療で復帰を目指すことになったが、本来のボールがどこまで戻ってくるかは気がかりなところだ。万全であれば1位指名の可能性は高いだけに、鮮やかな復活に期待したい。
山崎の状態が不透明となると、大学生で一番人気になりそうなのが伊藤大海(苫小牧駒沢大)だ。2年春の大学選手権で鮮烈な投球を見せると、その後は大学日本代表の抑えに定着。昨年秋の大学日本代表候補合宿でも打者6人から4つの三振を奪う圧倒的なピッチングを見せている。分かっていても振り遅れるストレートが最大の魅力。リリーフが手薄な球団にとっては、喉から手が出るほど欲しい投手だろう。
伊藤に続いて人気になりそうなのが、東京六大学を代表する左右の本格派である早川隆久(早稲田大)と木沢尚文(慶応大)の2人だ。早川は高校時代から全国屈指のサウスポーで、高校日本代表にも選出。ちなみに当時、早川とともに選ばれた他の投手7人は全員が高卒でプロ入りしている。高校時代はコントロールが光る投手だったが、大学で順調にスピードアップし、好調時は150キロ超。サウスポーとしては筆頭候補になるだろう。