新型コロナウイルスの感染拡大によって、3月20日の開幕が延期になってから3か月。プロ野球の新シーズンが、ついに6月19日に幕を開ける。およそ5か月間で120試合を戦う未曾有の過密日程には、どんなドラマが待っているのか。横浜、中日で捕手として27年間にわたって活躍し、プロ野球記録の3021試合に出場した谷繁元信氏に、2020年シーズンの順位を改めて予想してもらった。
【谷繁氏のセ・リーグ順位予想】
1位 阪神
2位 広島
3位 中日
4位 巨人
5位 DeNA
6位 ヤクルト
3月の予想と変える部分はありません。この約3ヵ月の間にどこかの戦力が落ちたり上がったりということもないですし。どう変化するかも、正直に言って分からない状況です。選手層が厚いチームが勝つという気が元々していたのですが、この状況でさらに必要になってくると思います。
過密日程になって、いつものシーズンであれば交流戦の前後やオールスター期間に区切りがあったのが、今年はない。6連戦がずっと続いて、パ・リーグは同じ場所で同じ相手と対戦する。そう考えると、なおさら戦力が厚いチームが優位に戦えると思います。
そもそも、(3月に)阪神を1位にした理由は、野手の主力級が各ポジションにほぼ2人ずついるから。過密日程になって、そこがさらに優位に働くのではないかと思います。調子の良し悪しや、左右で使い分けることもできますから。外国人枠が増えるようなので、そうなると使える選手がまた増える。
広島は対外試合13連敗がありましたけど、佐々岡(真司)監督になって、選手たちも探りながらの状態だと思うんですよね、元々は力のある選手、経験のある選手が多い。不安があるとすれば中継ぎ以降のピッチャーで、そこも外国人選手がカギを握っていると思います。
広島だけじゃなくて、今シーズンを戦い抜く上で大事になるのは、各球団とも中継ぎだと思います。中継ぎから抑え。6連戦が続いて、勝ち続けた時に連投しなければいけなくなる。勝ちゲームの中継ぎが2~3人しかいないと、へばりが早く来る。なので、厚みがあるチームはしぶとく戦えて強いと思います。
【谷繁氏のセ・リーグ順位予想】
1位 阪神
2位 広島
3位 中日
4位 巨人
5位 DeNA
6位 ヤクルト
3月の予想と変える部分はありません。この約3ヵ月の間にどこかの戦力が落ちたり上がったりということもないですし。どう変化するかも、正直に言って分からない状況です。選手層が厚いチームが勝つという気が元々していたのですが、この状況でさらに必要になってくると思います。
過密日程になって、いつものシーズンであれば交流戦の前後やオールスター期間に区切りがあったのが、今年はない。6連戦がずっと続いて、パ・リーグは同じ場所で同じ相手と対戦する。そう考えると、なおさら戦力が厚いチームが優位に戦えると思います。
そもそも、(3月に)阪神を1位にした理由は、野手の主力級が各ポジションにほぼ2人ずついるから。過密日程になって、そこがさらに優位に働くのではないかと思います。調子の良し悪しや、左右で使い分けることもできますから。外国人枠が増えるようなので、そうなると使える選手がまた増える。
広島は対外試合13連敗がありましたけど、佐々岡(真司)監督になって、選手たちも探りながらの状態だと思うんですよね、元々は力のある選手、経験のある選手が多い。不安があるとすれば中継ぎ以降のピッチャーで、そこも外国人選手がカギを握っていると思います。
広島だけじゃなくて、今シーズンを戦い抜く上で大事になるのは、各球団とも中継ぎだと思います。中継ぎから抑え。6連戦が続いて、勝ち続けた時に連投しなければいけなくなる。勝ちゲームの中継ぎが2~3人しかいないと、へばりが早く来る。なので、厚みがあるチームはしぶとく戦えて強いと思います。