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プロ野球

【セ・リーグ開幕投手点検】西、大瀬良らがエースにふさわしい投球も、ノーヒッター左腕・大野は未勝利

ロバートさん

2020.07.15

なかなか勝利には結びついていないが、4試合ともQSを記録している西の安定感は見事の一言だ。写真:産経新聞社

なかなか勝利には結びついていないが、4試合ともQSを記録している西の安定感は見事の一言だ。写真:産経新聞社

 開幕から約1ヵ月。セ・リーグの開幕投手6人はここまでどんなピッチングを見せているのか。各投手の働きぶりを4段階(よくできました・まずまずです・可もなし不可もなし・がんばりましょう)で評価した。※QS率=先発して6イニング以上&自責点3以下のクオリティ・スタートを記録した割合

●菅野智之(巨人) 
登板:4 勝-敗:3-0 防御率:2.36
投球回:26.2 奪三振:28 QS率:50.0%
評価:よくできました

 3年連続6度目となった開幕マウンドで、阪神を7回2失点に封じて4年ぶりの開幕戦勝利。自らの体のタイプに合った「腕から始動する」新投球フォームがハマり、ここまでリーグトップタイの3勝、奪三振もリーグトップの28個を記録している。特に7月3日の中日戦では、被安打はわずかに1つのみで11三振を奪い相手打線を圧倒、今季ここまで両リーグ唯一の完封勝利を挙げた。自身が登板した全4試合でチームは勝利しており、リーグ首位の原動力となっている。
 
●石川雅規(ヤクルト)
登板:4 勝-敗:0-2 防御率:6.05
投球回:19.1 奪三振:14 QS率:25.0%
評価:がんばりましょう

 現役最多タイとなる9度目の開幕マウンドは、史上5人目となる40代での開幕投手としてのマウンドでもあった。降りしきる雨の中で5回3失点と試合を作り、リードを保ってリリーフにバトンをつないだものの、チームは逆転負け。ここまで下馬評を覆す好調ぶりが目立つヤクルトだが、石川自身は今季いまだ勝ち星なしとその後も波に乗れていない。セ・リーグの開幕投手のうち、規定投球回に到達できていないのも石川だけだ。15日に一軍抹消となってしまったが、多彩な変化球を低めに集める老獪なピッチングで巻き返しに期待したい。
 

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