プロ野球

【今週のパ・リーグ展望】高校野球ファン注目! 22日は高橋光成vs小島和哉の「13年甲子園優勝投手対決」が実現?

氏原英明

2020.07.21

ここまで2勝を挙げている高橋だが、防御率は6点台といまひとつ波に乗れていない。写真:産経新聞社

●楽天-オリックス(楽天生命パ-ク)
【予告・予想先発】
21日(火)石橋良太-アルバ-ス
22日(水)弓削隼人-鈴木優
23日(木)涌井秀章-山崎福也
24日(金)則本昂大-榊原翼
25日(土)塩見貴洋-田嶋大樹
26日(日)藤平尚真-山本由伸

 19日の西武戦で鮮やかな逆転勝ちを収めた首位の楽天は前節1勝5敗と大きく負け越したオリックスをホ-ムに迎える。

 両チームは開幕カ-ドでも対戦し、その際は2勝1敗で楽天が勝ち越し。開幕カ-ドの緊張感も手伝ってか、3試合とも終盤までは競ったゲ-ム展開ばかりだった。

 オリックスとしては、先発ローテーションこそ安定してきているとは言え、リリ-フ勝負だと心許ない。一方、楽天のセットアップとクロ-ザ-であるブセニッツと森原康平は、昨季、オリックス打線にほとんど打たれていない。
 
 言い換えれば、オリックスは試合序盤から主導権を握る展開に持っていかないと厳しい。
 
 楽天打線は、オリックスの初戦先発・アルバースをどう打ち崩すか。昨季は2回の対戦でコテンパンに打ち込んでいるものの、2018年は防御率1点台に封じられている。今季のアルバースは状態がいい。3戦目に山崎福、5戦目に田嶋とサウスポ-が控えているだけに、初戦がカギになりそうだ。

●西武-ロッテ (メットライフ)
【予告・予想先発】
21日(火)今井達也-美馬学
22日(水)高橋光成-小島和哉
23日(木)浜屋将太-岩下大輝
24日(金)ニ-ル-石川歩
25日(土)本田圭佑-種市篤暉
26日(日)榎田大樹-二木康太

 1週間をおいてのリタ-ンマッチ。今度は千葉から所沢に舞台を移しての対決だ。

 まず、初戦がカギになる。カ-ド頭で登場する今井は、前回のロッテ戦で7回を2安打無失点に抑えて勝利投手になったが、先週水曜の楽天戦では4回7四球と大荒れ。今季はここまで与四球率7.77とコントロールが安定していない。一方、ロッテはベテランの美馬学を立てるが、楽天時代から対西武戦は相性が良くない。両軍とも点の取り合いになるかもしれない。