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MLB

大谷を三球三振に仕留めた左腕。SNSでスライダーの握りを伝授され、わずか1日で変化量が1.8倍に

SLUGGER編集部

2020.07.29

SNSを通じて動画を見たことで、ディークマンはスライダーの握りを変えることに着手した。(C)Getty Images

SNSを通じて動画を見たことで、ディークマンはスライダーの握りを変えることに着手した。(C)Getty Images

 PCやスマートフォンがあれば、全世界中の誰とでもつながる現代社会。野球も例外ではなく、球場などに直接行かなくとも、分からないこと、知りたいことをオンラインで質問すれば返って来る時代だ。

 ダルビッシュ有(シカゴ・カブス)やトレバー・バウアー(シンシナティ・レッズ)をはじめ、SNSを活用して自身のプレー向上を図るメジャーリーガーはどんどん増えている。オークランド・アスレティックスの救援左腕、ジェイク・ディークマンもその一人だ。果たして彼は、わずか「1日」で急激な進化を遂げたことで話題を呼んでいる。

 メジャー9年間で計5球団を渡り歩いてきたディークマンは、快速球とスライダーを武器に通算130ホールドを挙げてきたが、過去2年は防御率4点台後半と低調だった。そんな中で今年7月26日、ある動画に彼は活路を見出した。「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られ、SNS上でさまざまな投手を分析、ダルビッシュをはじめ現役メジャーリーガーからも多数フォローされているロブ・フリードマン氏が投稿した、スライダーの映像だ。

 動画では、球界で最も横方向に変化するスライダーの名手、タンパベイ・レイズの救援右腕チャズ・ローが紹介されていた。そこでディークマンは、フリードマン氏に「ローのスライダーの握りを教えてくれますか?」と質問。すぐに同氏からローの握り方を撮影した動画を送ってもらうと、翌日の登板で実践に移した。効果は絶大だった。
 
 27日のロサンゼルス・エンジェルス戦の7回にマウンドに上がると、大谷翔平からの3球三振を含めアウト3つをすべて三振で奪って見せたのだ。それだけではない。スライダーの横方向の変化は昨年が5.9インチ(15センチ)、今季初戦は6.6インチ(16.8センチ)だったのが、SNSで握りを“教わった”この日の変化は、何と10.8インチ(27.4センチ)まで急増していたのだ。

 たった一日でこの進化である。もちろん、変化量が大きいからといって、必ずしも抑えられるとは限らない。しかし、それだけバットに当たりにくくなるわけで、何よりディークマンからすれば、“平凡”だった武器の切れ味が増しただけでも、大きな意味を持っている。

 新型コロナウイルスの蔓延もあって「新しい生活様式」が叫ばれる昨今。現場のコーチや実績あるOBなどから指導を受けなくとも、在野の有識者や野球経験のない人が選手を成長させてくれる。野球界に「新しい指導様式」が導入される日も、そう遠くない未来なのかもしれない。

構成●SLUGGER編集部

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【動画】"SNS指導"で切れ味が増したディークマンのスライダーがこれだ!

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