専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
プロ野球

【今週のセ・リーグ展望】13連戦の巨人と阪神が甲子園で4連戦!大野雄はローテ変更で球団記録達成を目指す

氏原英明

2020.09.01

広島の森下と高レベルの新人王争いを展開している戸郷。次回登板は甲子園での阪神戦か。写真:滝川敏之

広島の森下と高レベルの新人王争いを展開している戸郷。次回登板は甲子園での阪神戦か。写真:滝川敏之

●巨人-DeNA(東京ドーム)
【予告・予想先発】
1日(火)菅野智之-上茶谷大河
2日(水)サンチェス-浜口遥大
3日(木)田口麗斗-井納翔一

 首位・巨人は1日から13連戦とハードな日程をこなさなければならない。その最初のカードが5.5ゲーム差の2位・DeNAとの対決。対戦成績は6勝3敗と優位に立っているが、今後の戦いを占う意味でも重要なシリーズになる。

 初戦は開幕10連勝を懸けてエースの菅野が先発。DeNA戦はおよそ1ヵ月ぶりとなるが、前回は7回を投げて2失点(自責点1)で勝利投手になっている。2戦目は流動的だが、サンチェスの復帰もあり得る。打線は坂本勇人と丸佳浩が調子を上げている。そろそろ2人を並べる打順を組んでもいいかもしれない。DeNA戦で打率4割越えのパーラはいないもののウィーラーは好調で、打線は安心して見られる。

 一方のDeNAは上茶谷が今季、巨人戦初登板を果たす。昨季は勝敗はつかなかったものの、3試合で防御率2.19と好投。現在は必ずしも状態がいいわけではないが、ここできっかけをつかみたい。また、3戦目先発予定の井納は今季ここまで8先発すべて5イニング以上投げて自責点3以下としっかりゲームを作っている。
 
 打線はリーディングヒッターを狙う4番の佐野恵太に期待。巨人戦に強い宮崎敏郎と上手く絡めていきたい。また、中井大介は古巣相手だと特に燃えるのか、今季の巨人戦は6割のハイアベレージを誇る。このカードは4、5点で決着する試合が多く、そのあたりもポイントになりそうだ。

●阪神-ヤクルト(甲子園)
【予告・予想先発】
1日(火)高橋遥人-石川雅規
2日(水)ガルシア-高橋奎二
3日(木)青柳晃洋-高梨裕稔

 先週5勝1敗と好調な阪神が、1勝5敗のヤクルトを迎える。阪神も巨人と同じくここから13連戦がスタート。一方、8月に7勝17敗と大きく負け越したヤクルトは月が替わって心機一転といきたい。

 初戦先発の阪神・高橋遥はここまで3試合で防御率0.82と絶好調だ。怪我から復帰して4登板目、そろそろ疲れもたまってくる頃だけに真価が問われるゲームになるだろう。打線は梅野隆太郎、サンズ、ボーアがヤクルトをカモにしている一方で、大山悠輔が打率.132と相性が悪い。ただ、先週1週間は25打数8安打と好調だったので、それほど心配する必要はないだろう。
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号