いよいよ明日(現地時間29日)、2020年ポストシーズンが開幕する。まず最初は、両リーグでそれぞれ8チームが3試合制(2勝先取)でしのぎを削るワイルドカード・シリーズからだ。ここでは、ナ・リーグの4つのカードの見どころを紹介する。
▼ドジャース(西地区1位)vsブルワーズ(中地区4位)
両チームの対戦は、過去2年ともドジャースの4勝3敗だが、チームとしてはほぼすべての点でドジャースがブルワーズを上回る。リーグ3位タイの16本塁打を放ったムーキー・ベッツとAJ・ポロックをはじめ、ドジャースには2ケタ本塁打が5人いる。一方、ブルワーズはケストン・ヒウラ(13本)とイェリッチ(12本)の2人だけ。昨年は打率.329で首位打者に輝いたイェリッチは今季.205、昨季.303だったヒウラも今季は.212と不振だった。
さらにブルワーズはエースのコービン・バーンズの故障が痛い。これで頼りになる先発投手はブランドン・ウッドラフだけになってしまった。一方のドジャースは、若いながらもプレーオフに強いウォーカー・ビューラーと、サイ・ヤング賞3度のエース、クレイトン・カーショウがいる。もっともカーショウはポストシーズンに弱い“逆シリーズ男”として有名で、ブルワーズに付け入る隙があるとすればその点か。
▼ブレーブス(東地区1位)vsレッズ(中地区3位)
ブレーブスは、本塁打と打点の二冠を獲得したマーセル・オズーナをはじめ、フレディ・フリーマン、ロナルド・アクーニャJr.とOPSリーグトップ5に3人がランクインした強力打線を擁し、348得点はリーグ2位。それに対し、レッズは(90本)こそリーグ4位だが、243得点はリーグワースト3位だ。この点で、9月の出塁率が.456のリードオフマン、秋山翔吾にかかる期待は小さくない。
一方、先発投手陣に関してはレッズの方が上だろう。サイ・ヤング賞候補のトレバー・バウアーを筆頭に、ルイス・カスティーヨ、ソニー・グレイも好成績を残している。それぞれが本領を発揮すれば、ブレーブスの打線でも攻略は容易ではない。ブレーブスは救援防御率がリーグ2位とブルペンは強固だが、初戦に先発するエースのマックス・フリードは9月下旬に捻った左足首の状態が懸念される。なお、ポストシーズンの対戦は1995年のリーグ優勝決定シリーズ以来。この時はブレーブスが4勝0敗で勝ち上がったが、今回はどうなるか。
▼ドジャース(西地区1位)vsブルワーズ(中地区4位)
両チームの対戦は、過去2年ともドジャースの4勝3敗だが、チームとしてはほぼすべての点でドジャースがブルワーズを上回る。リーグ3位タイの16本塁打を放ったムーキー・ベッツとAJ・ポロックをはじめ、ドジャースには2ケタ本塁打が5人いる。一方、ブルワーズはケストン・ヒウラ(13本)とイェリッチ(12本)の2人だけ。昨年は打率.329で首位打者に輝いたイェリッチは今季.205、昨季.303だったヒウラも今季は.212と不振だった。
さらにブルワーズはエースのコービン・バーンズの故障が痛い。これで頼りになる先発投手はブランドン・ウッドラフだけになってしまった。一方のドジャースは、若いながらもプレーオフに強いウォーカー・ビューラーと、サイ・ヤング賞3度のエース、クレイトン・カーショウがいる。もっともカーショウはポストシーズンに弱い“逆シリーズ男”として有名で、ブルワーズに付け入る隙があるとすればその点か。
▼ブレーブス(東地区1位)vsレッズ(中地区3位)
ブレーブスは、本塁打と打点の二冠を獲得したマーセル・オズーナをはじめ、フレディ・フリーマン、ロナルド・アクーニャJr.とOPSリーグトップ5に3人がランクインした強力打線を擁し、348得点はリーグ2位。それに対し、レッズは(90本)こそリーグ4位だが、243得点はリーグワースト3位だ。この点で、9月の出塁率が.456のリードオフマン、秋山翔吾にかかる期待は小さくない。
一方、先発投手陣に関してはレッズの方が上だろう。サイ・ヤング賞候補のトレバー・バウアーを筆頭に、ルイス・カスティーヨ、ソニー・グレイも好成績を残している。それぞれが本領を発揮すれば、ブレーブスの打線でも攻略は容易ではない。ブレーブスは救援防御率がリーグ2位とブルペンは強固だが、初戦に先発するエースのマックス・フリードは9月下旬に捻った左足首の状態が懸念される。なお、ポストシーズンの対戦は1995年のリーグ優勝決定シリーズ以来。この時はブレーブスが4勝0敗で勝ち上がったが、今回はどうなるか。