「球春到来」。2月1日、2021シーズンのプロ野球キャンプがスタートする。コロナ禍でまだまだ不透明なところも多いが、この時点は全球団が“横一線“、どのチームも優勝のチャンスがある。だからこそ、春季キャンプではそれぞれの「長所」と「課題」をいかに伸ばし、解決していくのかがカギを握る。各球団の“見どころ“を探っていこう!
2月1日から宮崎・宮崎市清武総合運動公園で開催される春季キャンプのメンバー振り分けが発表された。今年はA~Cの3グループに分けられ、Aグループが一軍、Bグループが二軍、Cグループは大阪・舞洲での調整を経て、2月16日からキャンプに合流する。
まず、Aグループのメンバーを見て驚いたのが、球団が「最強世代」と掲げている10代~20代前半の若い選手が多く選ばれたことだ。中嶋聡新監督は昨年を「いろんな戦力が出てきたことじゃないですかね。経験することでチームの能力が上がったと思いますし、それが収穫かな」と振り返っており、昨年終盤に出てきた若手のさらなる底上げが今年のキャンプでも最大のテーマになるだろう。
●先発4番手以降の争いはどうなる?
先発ローテーションの6枠のうち、すでに確定しているのは山本由伸、山岡泰輔、田嶋大樹の3人のみ。Aグループに選ばれた投手の中では山崎福也、能見篤史、本田仁海、榊原翼、鈴木優らが残る3枠を争うことになる。ただ、B組には宮城大弥、増井浩俊、竹安大知らも控えており、紅白戦などの結果次第で入れ替わりも十分に考えられる。宮城、増井は自主トレでも先発投手として猛アピールしていただけに、しっかり調整してくるはずだ。
中でも注目は昨年プロ初勝利を挙げた鈴木優と宮城、本来の力を発揮できなかった榊原、そして、一軍で初先発を果たし、“由伸2世”の呼び声も高い本田だ。毎年、キャンプで苦悩する姿が見られる榊原にとっては勝負の年になるだけに、何とか踏ん張りたい。初のキャンプ一軍スタートとなる高卒4年目の本田は、これまで球団がじっくりと育成してきた右腕。由伸や山岡と一緒にブルペンで投げることで、吸収することも多いはずだ。本田がブルペンに入った際はその辺も含めて注目である。
2月1日から宮崎・宮崎市清武総合運動公園で開催される春季キャンプのメンバー振り分けが発表された。今年はA~Cの3グループに分けられ、Aグループが一軍、Bグループが二軍、Cグループは大阪・舞洲での調整を経て、2月16日からキャンプに合流する。
まず、Aグループのメンバーを見て驚いたのが、球団が「最強世代」と掲げている10代~20代前半の若い選手が多く選ばれたことだ。中嶋聡新監督は昨年を「いろんな戦力が出てきたことじゃないですかね。経験することでチームの能力が上がったと思いますし、それが収穫かな」と振り返っており、昨年終盤に出てきた若手のさらなる底上げが今年のキャンプでも最大のテーマになるだろう。
●先発4番手以降の争いはどうなる?
先発ローテーションの6枠のうち、すでに確定しているのは山本由伸、山岡泰輔、田嶋大樹の3人のみ。Aグループに選ばれた投手の中では山崎福也、能見篤史、本田仁海、榊原翼、鈴木優らが残る3枠を争うことになる。ただ、B組には宮城大弥、増井浩俊、竹安大知らも控えており、紅白戦などの結果次第で入れ替わりも十分に考えられる。宮城、増井は自主トレでも先発投手として猛アピールしていただけに、しっかり調整してくるはずだ。
中でも注目は昨年プロ初勝利を挙げた鈴木優と宮城、本来の力を発揮できなかった榊原、そして、一軍で初先発を果たし、“由伸2世”の呼び声も高い本田だ。毎年、キャンプで苦悩する姿が見られる榊原にとっては勝負の年になるだけに、何とか踏ん張りたい。初のキャンプ一軍スタートとなる高卒4年目の本田は、これまで球団がじっくりと育成してきた右腕。由伸や山岡と一緒にブルペンで投げることで、吸収することも多いはずだ。本田がブルペンに入った際はその辺も含めて注目である。
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