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プロ野球

【2021展望:西武】“山賊打線”の復活と投手陣再建。2つの課題をクリアできるか〈SLUGGER〉

nerimamo

2021.03.26

19年に首位打者を獲得し、MVPにも輝いた森だが、昨季は精彩を欠いた。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

19年に首位打者を獲得し、MVPにも輝いた森だが、昨季は精彩を欠いた。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 いよいよ2021年のプロ野球が開幕する。頂点を目指す12球団それぞれの浮沈を左右するキーポイントとは一体どこなのか。注目選手も含め、球団ごとに見ていこう。

【2020年成績】
勝敗:58勝58敗4分(3位)
得点:479(4位)
失点:543(6位)
得失点差:-64(6位)

【展望】
 リーグ3連覇を目指した昨季は看板の“山賊打線”が機能せず、シーズン序盤から低空飛行。終盤に追い上げて何とか勝率5割は死守したものの、懸案の投手陣立て直しもかなわず、得失点差-64は最下位のオリックス(-60)をよりも悪かった。覇権奪回のためには、強力打線の復活と投手陣の向上、この2つの課題を両方クリアする必要がある。
 
【2021年のキーポイント】
●若手の底上げで1、2番の出塁率向上

 昨季は山川穂高・外崎修汰・森友哉が揃って不調に苦しんだこともあり、得点数リーグ4位に沈んだ。今季は主力3選手の復調はもちろん、1、2番の攻撃力アップもキーになりそうだ。2019年までは1番・秋山翔吾、2番・源田壮亮でほぼ固定されていたが、秋山の移籍により昨季は1、2番とも7選手ずつが起用されるなど最後まで固定されず。金子侑司の低迷もあり、1番打者の出塁率は.290とリーグワースト。中軸の前にランナーを供給することができなかった。

 オープン戦では1番・金子、2番・源田が多かったが、鈴木将平や若林楽人、西川愛也らも起用されており、辻監督もバリエーションを増やすことを明言している。首脳陣には特定の選手の固定ではなく、好不調を見極めながら起用することも期待したい。
 

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