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「バッターとして見たい。40本は打てる」重鎮プーホルスが大谷翔平に“打者専念”のススメ!「二刀流を続けると…」

THE DIGEST編集部

2021.05.24

大谷(右)の才能を以前から「本当にすごい」と強調してきた大打者プーホルス(5番)が、改めて26歳の日本人に対する持論を語った。(C)Getty Images

大谷(右)の才能を以前から「本当にすごい」と強調してきた大打者プーホルス(5番)が、改めて26歳の日本人に対する持論を語った。(C)Getty Images

 生ける伝説と称される男が、大谷翔平に“金言”を送った。

 現地時間5月23日、ロサンゼルス・ドジャースのアルバート・プーホルスは、米紙『USA Today』の取材で“元同僚”であった大谷に「俺はオオタニが打っているところが見たい」と野手専念のススメを口にした。
【動画】「まさにスーパースターだ」と相手投手も絶賛!大谷翔平が放った特大HR!

 今季の大谷は開幕から好調を維持している。打撃では、打率こそ.268だが、本塁打14(ア・リーグトップタイ)、出塁率.319、長打率.619、OPS(出塁率+長打率)は.938とハイアベレージをマーク。さらに投手としても、先発6試合で30回1/3を投げて1勝0敗、防御率2.37、45奪三振と上々だ。

 すでに4度の“リアル二刀流”をこなし、多くの娯楽性を提供し続けている大谷。だが、一部では疲労の蓄積が懸念されている。実際、今月19日の登板では、直球の平均球速が91.3マイル(約147キロ)と、過去5度の登板時の平均より約8.5キロも減速。現地メディアでも故障の可能性が不安視された。
 
 エンジェルスのジョー・マッドン監督は、「もちろん、体調の注視は続けるが、彼がやりたいようにやらせるべきだと思っている」と、あくまで本人の意向を尊重する考えを示唆している。だが、今月13日までエンジェルスに所属していたプーホルスは、「あくまでオオタニ自身が考えるべきことだと思う」と前置きしたうえで、こう続けた。

「彼の打っているところと投げているところのどちらが見たいだろう? 俺ならバッターとしての彼が見たいね。おそらく40本はホームランを打てると思う。だけど、ピッチャーとしてマウンドに立って二刀流を続けるとなると、怪我をする恐れがある」

 メジャー殿堂入り間違いなしと言われるレジェンドからの「打者に専念すべき」という言葉は、大谷の持つ特大のポテンシャルに対する期待の裏返しとも言える。世界から熱視線を送られる26歳のサムライ戦士は、今後どのようなキャリアを歩むだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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