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エンジェルスが勝てなければ大谷翔平はドジャース行き?地元紙が懸念示す「不満を持っている様子はないが」

THE DIGEST編集部

2021.05.27

米球界で旋風を巻き起こしている大谷。その活躍とは裏腹に、現在チームは地区4位に沈んでいる。(C)Getty Images

米球界で旋風を巻き起こしている大谷。その活躍とは裏腹に、現在チームは地区4位に沈んでいる。(C)Getty Images

 早くも2年後の去就に関心が向けられている。

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 シーズン開幕から連日のように米球界を沸かすロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平。打ってはここまで、リーグ2位に並ぶ15本塁打に加え、打率.270、38打点、6盗塁とハイアベレージを維持しており、さらに投げても6試合に先発して1勝0敗、防御率2.37、奪三振率13.35と上々の成績だ。

 その一方で、チームはアメリカン・リーグ西地区4位と苦戦しており、この状況について、地元紙『LA Times』の電子版は「エンジェルスが勝てなければ、ショウヘイ・オオタニは新しい契約を結ぶのか?」という記事を掲載。チームの現状を分析しつつ、「疑問の声が日増しに大きくなっている」と厳しく言及している。

 まず、同記事ではエンジェルスの状況を「悪循環に陥っている」と記述。今後については「好転するかもしれないし、トラウトが復帰するまでにロースターが崩れてしまうかもしれない」としたうえで、もし後者の場合「オオタニの将来に大きな疑問が残ってしまうだろう」と指摘している。
 
 大谷は今季が終了すれば、フリーエージェントまであと2年。現状では「オオタニがアナハイムに不満を持っている様子はない。エンジェルスは彼に最大限の柔軟性を与えている」との見方だが、他球団へ移籍する可能性も否定できない。現時点で予想される契約先として同じロサンゼルスのドジャースを挙げ、次の文章で記事は締めくくられている。 

「エンジェルスが優勝できなかったら?彼は南カリフォルニアに残って、優勝できるかもしれない。オオタニがエンジェルスと契約満了した翌年の2024年、ドジャースの大型契約はムーキー・ベッツしかいない。ポジションの柔軟性を重視するドジャースにとっては、エースとスラッガーが一体となった選手に勝るものはないだろう」

 現時点でエンジェルスは地区で首位を走るオークランド・アスレチックスと6ゲーム差。最下位のテキサス・レンジャーズとは1ゲーム差に位置している。はたして今後のシーズンで巻き返しを見せられるか。その動向に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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