現地時間７月４日、2021年MLBオールスター・ゲームの出場者が発表された。

　ア・リーグの指名打者部門ですでにファン投票選出が決定していた大谷翔平（エンジェルス）は、投手としても選出。史上初の“二刀流”として球宴へ選ばれることとなった。カナダのwebスポーツメディア『Sportsnet』は、「オオタニがまたも歴史を刻んだ」と題してこの事実を特集。また、MLBライターで作家のダン・クラークも、「真剣に聞きたいんだけど、オオタニは投手と野手の両方でオールスターに選ばれた。これってオールスターに“２回”出場ってカウントされるの？」と驚きをもってツイートしている。
  　また、同じア・リーグからは、マリナーズの菊池雄星も自身初の球宴選出を果たした。今季ここまで15試合に先発して６勝３敗、防御率3.18はリーグ10位と絶好調。６回以上に投げて３失点以内のクオリティ・スタート（ＱＳ）は11回を数えるなど、マリナーズのエース的存在に登りつめている。

　また、ナ・リーグではダルビッシュ有（パドレス）も先発投手部門に名を連ねた。ダルビッシュがオールスターへ出場するのは2017年以来、４年ぶり５度目。今季は15年ぶりの地区優勝を目指すパドレスでチームトップの７勝を挙げ、123奪三振もリーグ６位の数字である。大谷との日本人対決にも注目したい。

　日本人３人が選出を果たすのは史上最多タイ記録。見どころたっぷりのオールスター・ゲームは、日本時間７月14日の８時30分からクアーズ・フィールド開始される。

構成●SLUGGER編集部

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