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「試合開始から1分で!」大谷翔平、初回先頭打者でヒット&盗塁を決める!2回には2度目の盗塁を敢行するも失敗

THE DIGEST編集部

2021.08.18

盗塁を決めた後、塁上でニンマリする大谷。遊撃手のハロルド・カストロも思わず「リードしちゃダメよ」とばかりに“接近”。(C)Getty Images

  ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間8月17日、敵地で行われたデトロイト・タイガース戦に「1番・DH」で先発出場。3打数1安打3四球、1盗塁の結果を残した。

 大谷は初回、タイガースの先発ケイシー・マイズが投じたインコースよりの初球をいきなりセンター前に弾き返し、直後に今季18個目の盗塁を決める。試合開始早々の活躍に、スポーツwebサイト『ジ・アスレティック』のタイガース担当ライター、コディ・スターベンハーゲンも思わず「我々はここまで1分間試合を見ている。オオタニはすでにヒットと盗塁を決めている」とツイート。さらにこの後、ブランドン・マーシュのタイムリーヒットで生還して、まずエンジェルス先制の契機となる。

 2回には早くも第2打席が巡ってくるが、これは4球ともストライクゾーンを大きく外れるボールで四球。ふたたび盗塁を敢行するものの、ここは読まれていたのか二塁で刺されてしまった。判定に不満顔の大谷は、ジョー・マドン監督に「チャレンジして!」と目線を送るものの、ここはチャレンジせず。
 

 4回の第3打席はファーストゴロに倒れるも、4打席目は申告敬遠でこの日3つ目の出塁。そして2対2の同点で迎えた8回2死一塁、本日5回目の打席に入った大谷に対し、タイガースの5番手、ホゼ・シスネロは156キロのシンカーを連投して対抗。大谷も2球続けて空振りの後に、今度は2球続けてファウルとそのスピードについていったが、最後はインコースに若干外れたボールが「ストライク!」と判定されて見逃し三振に倒れた。

 試合は9回にエンジェルスが2死満塁の好機を作り、この日これまで4打数無安打だったジョー・アデルが打席に立つ。3球目の156キロのシンカーを叩くと、打球はレフトスタンドへ一直線に飛び込み、今季1号の勝ち越し満塁弾となった。さらに次打者カート・スズキもホームランで続き、7対2。さらにホアン・ラガレスにもヒットが出て、9回2死の土壇場で大谷に6打席目が回ってくる。

「今度こそ40号か!」と期待されたが、残念ながらこの日3度目の四球で大台到達はお預けに。この後デビッド・フレッチャーにもタイムリーが出て、エンジェルスは結局8対2で勝利した。

 なお、この日はミゲル・カブレラ(タイガース)が史上28人目の通算500本塁打まであと1本と迫っていたが、こちらも1本が出ず、大谷と同じくお預けに。MLBの新旧スターの本塁打共演は明日以降に持ち越された。

構成●THE DIGEST編集部

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