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「オオタニはスペシャルな選手だ!」6失点降板の大谷翔平にアストロズの主砲コレアは脱帽「マウンドではシンプル」

THE DIGEST編集部

2021.09.11

2015年新人王を受賞したアストロズの遊撃手コレア(右)も大谷(左)を高く評価してい。(C)Getty Images

 ヒューストン・アストロズの正遊撃手もの異彩を放ち続ける"二刀流戦士"には舌を巻いた。

 現地9月10日に行なわれたアストロズ戦に「2番・投手」で先発したロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、3回1/3を投げ、被安打9、6失点1奪三振と振るわず。一方で打撃では4試合ぶりとなる今季44号を記録した。

【動画】「スペシャルな選手」と相手選手も称賛!大谷の44号弾丸弾はこちら

 いきなり魅せた。1回表の1死無塁で第1打席に立った27歳は、相手先発フランバー・バルデスが内角に投じたシンカーをジャストミート。114.7マイル(約184.6キロ)と鋭い当たりで飛び出した打球は、右翼スタンドへ一直線で入った。

 ところがマウンドでは精彩を欠いた。2回まで無失点投球も、コンスタントに打たれ続けた。そして、苦戦を余儀なくされた大谷は2対2と振出しに戻された3回裏、2015年の新人王であるカルロス・コレアと対峙する。

 2死二塁という局面でボールカウント1-2に追い込んだ背番号17だったが、コレアは外角に投じた4球目のスライダーをジャストミート。見事にセンターの頭上を越える運ばれて逆転を許した。

 4回に味方の援護で4対3とリードをもらいながらも流れに乗れなかった大谷は、デッドボールやワイルドピッチで相手にチャンスを与え、ホゼ・アルトゥーベの適時打で再び同点に。ここで救援陣にマウンドを譲った。
 
 投げては不調だった。しかし、直接対決を制したコレアは"二刀流戦士"の活躍を称えている。この日5打数3安打1打点の天才スラッガーは、「オオタニはスペシャルな打者だし、スペシャルな選手なんだ」と絶賛。さらに「タイミングを掴むのは早いし、マウンドではシンプルで多くのことをし過ぎない。それが彼を素晴らしい選手にしているよね」と語っている。

 ベーブ・ルース以来103年ぶりの「2桁勝利&2桁本塁打」は次回へお預けとなったが、その偉業達成は間近に迫る。今後も大谷の投打の活躍から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部 

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