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「出塁率はなんと.680」“世紀の記録”に近づく大谷翔平の2三塁打+2四球に現地記者も興奮「三塁打&HRでトップと1本差」

THE DIGEST編集部

2021.09.26

2打席連続で三塁打を放った27歳。HRに加え、三塁打もMLBトップとは1打差とした。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、球界の記録を塗り替え続けている。

 現地9月25日のシアトル・マリナーズ戦に「2番・DH」で出場した27歳は、三塁打2本を含む、3打数2安打3打点2四球をマーク。チーム打線も好調で14-1の大差で勝利を飾った。

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 初回無死一塁で迎えた第1打席は、先発左腕タイラー・アンダーソンが内角に投じたチェンジアップを右翼線へ弾き返すと、三塁へ向かって爆走。相手守備のタッチと激しい競り合いとなったが、三塁手のグラブからボールがこぼれセーフに。

 3回無死一塁の第2打席は、フルカウントから再びライト線へ運び、一気に三塁へ走った。この回、打者一巡の猛攻とし2死満塁で回ってきた第3打席は、押し出しの四球を選ぶと、5回無死一塁の場面もフォアボールで出塁。最後こそは三振を喫したが、背番号17の躍動ぶりが光った。

 この目を疑うような異次元ぶりに現地記者らの興奮は最高潮に達した。地元紙『Los Angeles Times』のビル・シャイキン記者は、「ショウヘイ・オオタニはHRと三塁打でMLBトップと1本差だ!」と伝え、「MLBで両方トップとなったのは1978年にMVPを獲り、殿堂入りしたジム・ライスだ」と紹介する。さらに「ベーブ・ルースが最初に記録したMLB記録と並んだ」と4試合で13四球の記録を報じた。
 
 1試合で2つの三塁打と2つの四球を目の当たりにした南カリフォルニアのスポーツを取材するJ.P.フーンストラ記者は、「メジャーリーグの試合でこれを行なう最新の選手は…今日の球場にいる!」と目を丸くする。またエンジェルス公式ラジオで司会者を務めるトレント・ラッシュは、5回を終えた時点で「オオタニは過去25回の打席のうち17回出塁しました。出塁率はなんと.680」と驚きの数値を打っている。

 明日、先発登板を予定するサムライ戦士。1918年のベーブ・ルース以来「2桁勝利&2桁本塁打」の歴史的快挙となるだろうか。世紀の記録をつくり出す大谷の一挙手一投足から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部 

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