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プロ野球

「彼の守備を見るのが好き!」“セ界盗塁王”、阪神・中野拓夢を元ドジャースGMが絶賛!

THE DIGEST編集部

2021.11.02

虎のルーキー・中野。盗塁王を獲得したスピード以上に、元メジャー編成トップが目を付けたのは守備だった。写真:山手琢也

虎のルーキー・中野。盗塁王を獲得したスピード以上に、元メジャー編成トップが目を付けたのは守備だった。写真:山手琢也

 プロ野球は11月1日、今季のレギュラーシーズン全日程が終了。今季のタイトルホルダーと順位が確定した。6日からはクライマックスシリーズが開幕し、日本一に向けた熱闘がスタートする。

 セ・リーグでは2位の阪神と3位の巨人が激突。両軍ともにタイトルホルダーを輩出しているが、いま“メジャー”から熱視線を送らている選手がいる。2年連続の本塁打王&打点王の岡本和真(巨人)ではない。ルーキーながら盗塁王を獲得した虎のショートストップ、中野拓夢だ。

 昨年のドラフト6位と前評判は決して高くなかった中野だが、東北福祉大、三菱自動車岡崎で培った即戦力の実力を申し分なく発揮。持ち前のスピードは盗塁数のみならず、広範囲の守備でも投手陣を助け、最後まで優勝争いを演じたチームに大きく貢献した。

 そんな中野の守備に対して「彼のプレーを見るのが好き!」とラブコールを送っているのが、元メジャーのGMというのだから驚きだろう。

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 2001~04年にロサンゼルス・ドジャースのGMを務めていたダン・エバンスは、自身のツイッターに流れてきた中野の守備ハイライトを目にすると、こうコメントしたのだった。

「打球反応、グラブさばき、握り替えの速さ、どんな打球にも飛びつくガッツ。素晴らしいコンビネーションの持ち主だ。彼のプレーを見るのが大好きだ!」

 中野はエラー数こそ多いものの、守備範囲に関する指標は12球団トップクラスとのデータもあり、ここ数年タイガースの課題だったショートで見事な活躍を見せている。振り返れば、数多くの日本人選手がメジャーの内野のレベルの高さに苦戦してきた。しかし、本場の編成トップが惚れ込むだけの輝きを、ルーキーの中野が魅せたという点は改めて称賛されてしかるべきだろう。

 CSでも中野の守備に注目したい。

構成●THE DIGEST編集部
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