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プロ野球

セ・リーグの各タイトルが決定! 鈴木誠也&岡本和真が野手2冠、柳裕也&青柳晃洋が投手2冠に輝く

THE DIGEST編集部

2021.11.01

鈴木(左)や岡本(右)といった強打者が席巻するセ・リーグ。はたしてタイトル争いの行方はどうなったのか? 写真:THE DIGEST写真部

鈴木(左)や岡本(右)といった強打者が席巻するセ・リーグ。はたしてタイトル争いの行方はどうなったのか? 写真:THE DIGEST写真部

 セ・リーグは11月1日、今季のレギュラーシーズン全日程が終了。リーグ優勝はヤクルトで確定していたが、タイトル争いでは数部門が混戦状態だった。果たして、各スタッツでトップに立ったのは誰だろうか?
※丸数字は獲得回数

<打撃部門>
【首位打者】
・鈴木誠也(広島)②/打率.317

 今冬のMLB挑戦が噂される鈴木が2年ぶりの首位打者に輝いた。侍ジャパンでも4番を務めるなどフル回転のシーズンを送り、後半戦に調子を取り戻して最高出塁率との2冠を達成。鈴木に次ぐ2位には坂倉将吾(広島)が食い込み、見事なワンツーフィニッシュを飾っている。

【最多本塁打】
・村上宗隆(ヤクルト)①/39本塁打
・岡本和真(巨人)②/39本塁打

 特に熾烈だったのがこの本塁打争い。史上最年少での40号到達に王手をかけた村上とともに、岡本が昨季に続く本塁打王に輝いた。首位打者の鈴木は今季最終戦で39号を狙ったものの、惜しくも1打届かず3位。本塁打王を2選手が分け合うのは、2004年以来17年ぶりとなる。

【最多打点】
・岡本和真(巨人)②/113打点

 2位の村上と激しい争いを繰り広げながらも、岡本が1打点差で無事タイトルを守り切った。不動の4番として全143試合に出場し、2018年に記録していた自己最多の100打点から113打点へと上積みした。本塁打、打点での“二冠王”は昨シーズンに続いて2年連続の快挙だ。
 
【最多安打】
・近本光司(阪神)①/178安打

 2位の佐野恵太(DeNA/165安打)に大差をつけ、近本が独走状態で自身初の打撃タイトルを獲得した。3年目を迎えた今季は首位打者争いも繰り広げ、自己最多となる14度の猛打賞をマーク。2019、20年に手にした盗塁王に続き、自身3度目のタイトルだ。

【最高出塁率】
・鈴木誠也(広島)②/出塁率.433

 首位打者に続き、鈴木が最高出塁率でも2年ぶりの戴冠だ。昨年受賞の村上は出塁数で勝っているものの、出塁率.では惜しくも2位に沈んでいる。また、四球数を比較してみると鈴木が87、村上が106と大差があったものの、シーズン終盤は鈴木の独走状態だった。

【最多盗塁】
・中野拓夢(阪神)①/30盗塁

 リーグ前半戦にインパクトを残したのが佐藤輝明(阪神)なら、後半戦はこの中野だと言えるかもしれない。同球団の新人では赤星憲広、近本に続く史上3人目の受賞。盗塁失敗はわずか2度しかなく.938という驚異の成功率だ。一方で2019、20年に同タイトルを手にした近本は、24盗塁の2位でシーズンを終えている。
 
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