燕の若き４番バッターが離れ業をやってのけた。

　ヤクルトの村上宗隆が５月７日の巨人戦で、９号満塁ホームランを放った。昨日に続く２試合連続のグランドスラムで、プロ野球史上９人目、球団史上初となる偉業達成となった。
  　驚愕の一発が飛び出したのはヤクルトの２点リードで迎えた３回。無死満塁の場面で４番の村上が打席へ。巨人先発のシューメーカーが投じた内角へのスプリットを上手く捉え、ライトスタンド中段へと叩き込んだ。

　６日には巨人の堀田賢慎からバックスクリーンへと飛び込む満塁本塁打を放った村上。まるで前日の再現を見ているかのような一発に、敵地の東京ドームも騒然。試合を配信するDAZNの公式SNSも「これは現実なのか――昨日のリプレーなのか―― なんとなんとなんと村上宗隆２日連続のグランドスラム」と綴り、衝撃のシーンを投稿すると、「これが本当の４番打者」「ガチでバケモンすぎる」「村神ってる」「ヤクルトファンでも唖然とします…」「村上半端ないって」などと多数のコメントが寄せられた。

　試合は初回の山田哲人の２ランなどもあり、ヤクルトが３回までに６点を先行。その後、巨人も２点を返したが、ヤクルトは継投で反撃を抑え込み、６-２で勝利を収めている。これでヤクルトがセ・リーグ首位に浮上した。

構成●THE DIGEST
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