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MLB

「なんて試合だ!」22歳左腕ノーノー達成+トラウト2発+レンドーンが左打席でHR!“見どころ満載”ゲームに米記者もプチパニック

THE DIGEST編集部

2022.05.11

10日の試合でノーノの偉業を達成したデトマーズ。22歳の若さながら、落ち着いたゲーム運びを見せた。(C)Getty Images

10日の試合でノーノの偉業を達成したデトマーズ。22歳の若さながら、落ち着いたゲーム運びを見せた。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスにとっては、記録づくしの一戦だった。

 現地時間5月10日、エンジェルスは本拠地でのタンパベイ・レイズ戦に臨んだ。プレーボール前には、昨季のアメリカン・リーグMVPに輝いた大谷翔平に対する表彰セレモニーが行なわれ、詰めかけたファンがスタンディングオベーションで祝福するなど、球場は試合前から熱気に包まれていた。

 実はこの試合の最注目は、通算100号達成まであと1本と控える大谷だった。前日2打席連続弾と好調ぶりを見せており、達成が見込まれていた。そんなサムライも2安打と活躍はしたが、試合後の話題は、他の偉業に集中した。

 次から次へと記録が生まれた。まず2年目の左腕リード・デトマーズが、キャリア11試合目にしてノーヒットノーランを達成した。今季6イニング以上は投げたことのない22歳だが、1人に四球を与えたほか、守備のミスで1エラーはついたものの、強力レイズ打線をピシャリと締めた。

 さらにエンジェルスが8対0とリードした7回に主砲のマイク・トラウトが緩い変化球を軽々とバックスクリーンへと運び、この日2発目となるホームランをマークすれば、通常は右打者のアンソニー・レンドーンが、左打席でライトスタンドに打ちこんだ。
 
 この見どころ満載のゲームには「なんて試合だ!」と米放送局『Bally Sports』は驚きをもって報道。また、エンジェルス公式ラジオ局でキャスターを務めるトレント・ラッシュ氏は、「華々しいゲームだ! いろいろな意味で」と興奮気味に綴った。

 さらに米放送局『ABC』の『Eyewitness News』でキャスターを務めるライアン・フィールド氏は、「エンジェルスは何か特別なことをやってのけている」と伝え、MLBのポッドキャスト番組『Starting9』のホストを務めるバースツール・カール氏も、やや取り乱した様子で「カオスだ」と呟いた。

 3連勝で21勝11敗としたエンジェルスは、依然アメリカン・リーグ西部地区を独走中だ。なお、11日に行なわれる同カードでは、大谷が今季4勝目をかけて登板する予定となっている。

構成●THE DIGEST編集部

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