ピッチャーにとってはあまりに“キツすぎる”判定だった。
サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有は現地時間5月13日、敵地で行われたアトランタ・ブレーブス戦に先発するも、5.2回を投げて9安打5失点、1四球4奪三振。今季4勝目とはならなかった。もっとも、本来であれば、白星もつき、何より失点も2で収められていたはずである。
今季開幕前までダルビッシュは、2021年世界一チームであるブレーブスを苦手にしていた。しかし、4月17日の本拠地での試合では6.2回4安打1失点8奪三振の好投を見せ、苦手を払拭してみせた。さらに、2登板目のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で9失点の大炎上を喫した以外の5試合は、いずれもQS(6回3自責点以下)を記録しており、試合開始時点の防御率4.05よりも充実した内容だった。
もっとも、この試合は先の4月に比べれば状態は良くなく、5回までに2失点。それでも、6イニング目も2死までこぎつけ、そこから二塁打を浴びるも、アダム・デュバルの打球はなんてことのないフライ。この試合もQS、さらに4対2と勝っており3勝目も有力……かと思われた。
【動画】え、これがヒット!? ダルを“苦しめた”味方の落球がこれだ しかし、ここで守備陣に綻びが生まれる。一塁のエリック・ホズマー、二塁のジェイク・クローネンワース、右翼からウィル・マイヤーズが打球を追いかけていき、一二塁の2人は歩みを緩めてマイヤーズに託したのだが、何と右翼手はグラブから落球。これで二塁走者が還ってきて3点目を失った。後続にヒットを許したダルビッシュは無念の降板となったが、代わった元阪神のスアレスが逆転3ランを被弾。この時点で4勝目の権利は失った。
であれば、マイヤーズの文字通りの“落球”はエラーに……と思われたが、これがまさかのヒットと判定。2失点かと思われたが、ダルビッシュにすべての失点がつく形となり、防御率は3.91→4.62へと大きく悪化することになった。
試合を大きく狂わせた打球は、キャッチ確率70%、さらにヒットになる確率はわずか3%しかなかった凡フライそのもの。マイヤーズなのか、それともホズマーたちが深追いしすぎた故なのかは分からないが、少なくともダルビッシュにとっては悔やまれすぎるプレーだった。
構成●THE DIGEST編集部
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サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有は現地時間5月13日、敵地で行われたアトランタ・ブレーブス戦に先発するも、5.2回を投げて9安打5失点、1四球4奪三振。今季4勝目とはならなかった。もっとも、本来であれば、白星もつき、何より失点も2で収められていたはずである。
今季開幕前までダルビッシュは、2021年世界一チームであるブレーブスを苦手にしていた。しかし、4月17日の本拠地での試合では6.2回4安打1失点8奪三振の好投を見せ、苦手を払拭してみせた。さらに、2登板目のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で9失点の大炎上を喫した以外の5試合は、いずれもQS(6回3自責点以下)を記録しており、試合開始時点の防御率4.05よりも充実した内容だった。
もっとも、この試合は先の4月に比べれば状態は良くなく、5回までに2失点。それでも、6イニング目も2死までこぎつけ、そこから二塁打を浴びるも、アダム・デュバルの打球はなんてことのないフライ。この試合もQS、さらに4対2と勝っており3勝目も有力……かと思われた。
【動画】え、これがヒット!? ダルを“苦しめた”味方の落球がこれだ しかし、ここで守備陣に綻びが生まれる。一塁のエリック・ホズマー、二塁のジェイク・クローネンワース、右翼からウィル・マイヤーズが打球を追いかけていき、一二塁の2人は歩みを緩めてマイヤーズに託したのだが、何と右翼手はグラブから落球。これで二塁走者が還ってきて3点目を失った。後続にヒットを許したダルビッシュは無念の降板となったが、代わった元阪神のスアレスが逆転3ランを被弾。この時点で4勝目の権利は失った。
であれば、マイヤーズの文字通りの“落球”はエラーに……と思われたが、これがまさかのヒットと判定。2失点かと思われたが、ダルビッシュにすべての失点がつく形となり、防御率は3.91→4.62へと大きく悪化することになった。
試合を大きく狂わせた打球は、キャッチ確率70%、さらにヒットになる確率はわずか3%しかなかった凡フライそのもの。マイヤーズなのか、それともホズマーたちが深追いしすぎた故なのかは分からないが、少なくともダルビッシュにとっては悔やまれすぎるプレーだった。
構成●THE DIGEST編集部
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