ロサンゼルス・エンジェルスの頼れる主砲が帰ってきた。過去３度のMVP受賞を誇る偉才、マイク・トラウトだ。

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　昨季のエンジェルスは、大谷翔平が球界に一大フィーバーを巻き起こす活躍を見せた一方で、トラウトは昨年５月に右ふくらはぎを負傷。それから復帰せずに、自己最少の出場36試合でシーズンを終えた。チームもアメリカン・リーグ西地区の４位に沈み、不本意な１年だった。

　しかし、今季はここまで35試合に出場し、打率.320、11本塁打、23打点と完全復活。なかでも長打率.689、OPS1.121は、絶好調のテイラー・ウォードに次ぐMLB全体２位につけており、本人も「100パーセントの状態」と手応えを感じている様子だ。現地５月18日、米放送局『Fox Sports』がインタビュー内容を伝えている。
　その後も、「身体の調子も最近で一番いい」と強調したトラウトは、「怪我をするまでは気にも留めなかったリハビリや身体のケアなど、そこから学べることはたくさんあったと思う」と、ポジティブに昨季を回顧。それから復帰を果たした今季は、「ただひたすら自分のプレーに徹している」という。

　今季のエンジェルスは、大谷、アンソニー・レンドーンといった強打者に加え、ウォードの台頭など、好材料に溢れている。この現状には、トラウトも「素晴らしい仲間たちだ」と自信をにじませており、「このラインナップを揃えただけでも、僕らには大きな意味がある」と今季のロースターについて話した。

　また、８年ぶりのポストシーズン進出に向けては、「みんなそれを楽しみにしていると思うし、そうなるようにしなければいけない」と力強くコメント。現在、地区首位のヒューストン・アストロズと１ゲーム差の２位につけているが、はたして今後どのような展開となるだろうか――。

構成●THE DIGEST編集部

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