現地時間6月2日に行われたヤンキース対エンジェルスのダブルヘッダー。エンジェルスは大谷翔平を第1戦に先発させたものの、4回途中4失点KOを喫して1対6で敗戦。続く2戦目は、ジェイムソン・タイオンに8回まで完全試合と封じ込められながらも1点を先制したが、ブルペンが崩れて逆転負け。これで5月25日から8連敗となっている。
連敗が始まる5月24日時点では、27勝17敗で貯金10を積み上げていたが、現在は2まで減少。1ゲーム差だった地区首位アストロズとの差は6.5まで広げられている。もっとも、過去6シーズン連続で負け越し、2014年を最後にプレーオフ出場が遠ざかっていることを考えれば、“いつも通り”と言えるが、今年序盤の好調さは大いに期待をもたらせるものだった。
オフの補強選手たちが期待以上に働き、無印だったテイラー・ウォードやアンドリュー・ベラスケスが開花。さらに、昨季は故障で長期離脱したMVP3回のマイク・トラウトが相変わらずの打棒を披露していた。しかも、大谷の調子が昨年に比べてスロースタートだった中で勝ちを積み上げていたのだから、すべてが噛み合った暁には――という空気感が流れていた。
もちろん今後、再び上昇気流に乗る可能性は十分ある。そしてそのためには、この男の復調が絶対条件だ。まさかの不振に陥っているトラウトである。
【動画】トラウト、復活せよ! 140m超の特大アーチをチェック 連敗が始まるまでは打率.328(リーグ6位)、12本塁打(2位)、OPS1.129(1位)とさすがの成績でMVP筆頭候補とまで言われていた。しかし、直近8試合は無安打試合が6、4三振を喫するなどらしくない姿が続いていて、その間は打率.129、1本塁打、三振率36.4%の大不振。
打率は.292まで下降して13位まで下がり、本塁打王争いもアーロン・ジャッジとの差が6本まで広がった。そしてOPSも1.009と低下して、こちらもジャッジ(1.033)にトップの座を譲っている。
打てないだけならまだいいが、トラウトの優れたツールである選球眼も冴えていない。この8試合で四球での出塁はわずか一度で、バットにも当たらない、ボールも見極められないという悪循環になっている。
大黒柱のバットが湿ってしまえば当然、得点数も伸び悩むわけで、3得点以下の試合が6度もあれば、なかなか勝利を手にするのは難しい。それでも、トラウトは「僕らはまだまだポジティブだよ。確かにつらい試合が続いているけどね。みんなこの場所でしっかりと働いている。今はちょっとうまくいっていないだけさ」と前を向く。
果たして、チームは、トラウトはこの苦境をどう乗り越えていくのか。悲願のプレーオフへ一戦一戦が勝負となる。
構成●THE DIGEST編集部
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オフの補強選手たちが期待以上に働き、無印だったテイラー・ウォードやアンドリュー・ベラスケスが開花。さらに、昨季は故障で長期離脱したMVP3回のマイク・トラウトが相変わらずの打棒を披露していた。しかも、大谷の調子が昨年に比べてスロースタートだった中で勝ちを積み上げていたのだから、すべてが噛み合った暁には――という空気感が流れていた。
もちろん今後、再び上昇気流に乗る可能性は十分ある。そしてそのためには、この男の復調が絶対条件だ。まさかの不振に陥っているトラウトである。
【動画】トラウト、復活せよ! 140m超の特大アーチをチェック 連敗が始まるまでは打率.328(リーグ6位)、12本塁打(2位)、OPS1.129(1位)とさすがの成績でMVP筆頭候補とまで言われていた。しかし、直近8試合は無安打試合が6、4三振を喫するなどらしくない姿が続いていて、その間は打率.129、1本塁打、三振率36.4%の大不振。
打率は.292まで下降して13位まで下がり、本塁打王争いもアーロン・ジャッジとの差が6本まで広がった。そしてOPSも1.009と低下して、こちらもジャッジ(1.033)にトップの座を譲っている。
打てないだけならまだいいが、トラウトの優れたツールである選球眼も冴えていない。この8試合で四球での出塁はわずか一度で、バットにも当たらない、ボールも見極められないという悪循環になっている。
大黒柱のバットが湿ってしまえば当然、得点数も伸び悩むわけで、3得点以下の試合が6度もあれば、なかなか勝利を手にするのは難しい。それでも、トラウトは「僕らはまだまだポジティブだよ。確かにつらい試合が続いているけどね。みんなこの場所でしっかりと働いている。今はちょっとうまくいっていないだけさ」と前を向く。
果たして、チームは、トラウトはこの苦境をどう乗り越えていくのか。悲願のプレーオフへ一戦一戦が勝負となる。
構成●THE DIGEST編集部
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