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MLB

市場価値は大谷以上!若き天才強打者ソトの“世紀のトレード”は本当に実現するのか<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2022.07.17

昨年の球宴HRダービーで大谷と対戦したソト。球界屈指の若きスラッガーの動向に注目が集まる。(C)Getty Images

昨年の球宴HRダービーで大谷と対戦したソト。球界屈指の若きスラッガーの動向に注目が集まる。(C)Getty Images

 MLB史上に残る大型トレードがもうすぐ成立するかもしれない。『ジ・アスレティック』によると、ナショナルズは若き主砲ホアン・ソトをトレード市場に出す意思を固めたようだ。

 2020年に21歳の若さで首位打者を獲得し、昨季はリーグベストの出塁率.465を記録してMVP投票2位に入った若き天才スラッガーは昨オフ、ナショナルズからの13年3億5000万ドルという延長契約オファーを拒否。最近になって、新たに15年4億4000万ドルを提示されたが、これにも代理人のスコット・ボラスは「ノー」を突きつけた。

 ソトは24年オフにFAとなるが、その時点でもまだ26歳。総額5億ドル契約獲得も夢ではないと言われる。少なくとも、ソトにとって現時点で契約延長に応じるメリットはあまり多くない。

 2度にわたってオファーを断られたことで、6月の時点で「ソトは放出しない」と完全否定していたナショナルズのマイク・リゾーGMも方針転換を余儀なくされたようだ。
 球界屈指のスラッガーが放出リストに載ったことで、8月2日のトレード・デッドラインへ向けた各球団の戦力も大きく変わることになる。

 現在12連勝中と波に乗るマリナーズの地元紙『シアトル・タイムズ』のラリー・ストーンは「マリナーズは絶対に争奪戦に加わるべきだ」と主張。ナショナルズの興味を引くだけのプロスペクト(若手有望株)が複数いるとして、「フリオ・ロドリゲスとソトが外野で揃い踏みする姿を想像してみてほしい」とツイートした。

 ESPNのジェフ・パッサンは「史上最大のトレード・パッケージになるだろう」との某GMのコメントを紹介。確かに、球界最高級のスラッガーでありながらまだ23歳、FAまであと2年半とあって、トレードバリューは同じくトレードの噂が出ている大谷翔平(エンジェルス)よりも高い。
 

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