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「20号はロケットだった」大谷翔平、2年連続の節目アーチは弾丸ライナーでライトへ! 猛打に米メディアも驚嘆「速すぎる」

THE DIGEST編集部

2022.07.24

甘く入ったボールを見事に捉えた大谷。基本に沿った貫禄の打撃だった。(C)Getty Images

 チームが苦境に立たされるなかで、節目の一打が飛び出した。

 現地時間7月23日、敵地で行なわれているアトランタ・ブレーブス戦に、ロサンジェルス・エンジェルスの大谷翔平は「1番・DH」で先発出場。5回の第3打席に今季20号となる本塁打を放った。

 やはり、この男がチームの浮沈のカギを握っている。

 前日に"リアル二刀流"で好投しながらも、援護に恵まれずに完敗を喫した大谷。この日は右腕のカイル・ライトを対峙。3回の第2打席に内角に入った「逆球」をライト前ヒットを放っていた背番号17は、その狙いを活かすような打撃を続く打席でも見せた。

 外角への配球を冷静に見極めた大谷は、カウント2-2から内角よりもやや真ん中よりの低めに投じられた87.7マイル(約141.1キロ)のチェンジアップをジャストミート。打球角度は決して高くはなかったが、110.2マイル(約177.3キロ)という打球速度で伸びていった打球は、瞬く間にライトスタンドに突き刺さった。
 
 前の打席と同様にこの一球もライトの逆球。捕手の要求とは違うボールだった。そんな失投を見逃さずに鋭く捉えた大谷の打撃は流石というほかにない。

 7月8日(現地時間)のボルティモア・オリオールズ戦以来となる今季20号を放った大谷。二刀流で活躍を続ける偉才の2年連続の20号アーチには、現地メディアや記者たちも賛辞を惜しまない。MLBの公式が「オオタニの20号はロケットだった」と記せば、地元放送局『Bally Sports West』は「速すぎる20号だ」と興奮気味にツイートした。

 この日もチームは5回で2対7と差を広げられている苦しい展開ではある。そのなかでなんとか食い下がる大谷の意地の一発は、実に彼らしい猛打だった。

構成●THE DIGEST編集部

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