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大谷翔平、骨に異常なしも左足に打球直撃のアクシデントに「しんどいかなと思った」。それでも投げられた理由は?

THE DIGEST編集部

2022.08.10

ベーブ・ルース以来104年ぶりの偉業を達成した大谷。(C)Getty Images

ベーブ・ルース以来104年ぶりの偉業を達成した大谷。(C)Getty Images

「違和感はあると思います」

 左足に打球を受けた大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、試合後にこう語った。アクシデントに見舞われたのは、現地時間8月9日のオークランド・アスレティックス戦の3回裏2死一、三塁の場面だ。

【動画】「明らかに痛そう…」と心配の声も。3回に大谷翔平を襲った強襲シーンをチェック

 直前に先制点を奪われたアスレティックスにとっては好機だった。ここで打順が巡ってきたラモン・ローレアーノは、4球目のスライダーに合わせてバットを振った。鋭く飛び出た打球は、そのまま大谷の左足に直撃。すぐさま大谷は拾い上げ一塁でアウトをとったものの、痛さのあまり苦悶の表情を浮かべた。

 それでも6回、被安打4、5奪三振、無失点で切り抜けた28歳は、打者では7回に25号ソロを放ち、自らを援護した。これでメジャー通算118本塁打をマークし、イチローを抜き日本人歴代2位に浮上。試合は5対1で勝利し、1918年ベーブ・ルース以来104年ぶりの「2桁勝利&2桁本塁打」の偉業を達成した。
 
 地元放送局『Bally Sports West』によれば、金字塔を打ち立てたサムライは、「試合中は集中していたので、そんなに気にはならなかったですけど、ちょっと時間経ったときの方が、違和感はあると思います」と語った。

 そして「結構まともに当たっていたので、しんどいかなとは思いましたけど、なんとか集中して、なるべく多くは投げられた」と振り返ったうえで、「ちょっとアクシデントは多いですけど、なるべく出られる試合は出たい」と意気込んだ。

 また憧れのイチローを超えるメジャー通算118発とした大谷は、「タイプ的な違いはあると思いますけど、そういう選手の一部の記録を超えられて光栄です」と喜びを口にした。また自己最多10勝目に関して問われると、「良いピッチングをしていれば、必ずチャンスはあるかなとは思っていました」と淡々と答えた。

 念のため受けたというレントゲン検査では、骨には異常がなかったと報告もある。とは言え、7日のシアトル・マリナーズ戦では左足の甲を相手選手にスパイクで踏まれている。違和感を感じる足の痛みが早く良くなることを願いたい。

構成●THE DIGEST編集部

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