プロ野球

「55番をもらった時から目標にしていた」50号に史上最年少で到達した村上宗隆、「その先の目標は?」の問いに何と答えた?

THE DIGEST編集部

2022.09.03

史上最年少で50号をマークした村上。どこまで記録を伸ばせるか注目だ。写真:滝川敏之

 東京ヤクルトスワローズの村上宗隆が9月2日、神宮球場で行なわれた中日ドラゴンズ戦に「4番・サード」でスタメン出場。3回の第2打席で先制3ランを放ち、プロ野球史上最年少での50号を記録した。50号到達は史上10人目、日本人では松井秀喜以来6人目となる20年ぶりの快挙を成し遂げた。

 先発左腕・大野雄大と対峙した村上は、3回1死一、三塁と先制のチャンスを迎えると、ボールカウント2-1とした4球目のカットボールをジャストミート。「いつもほどじゃないけど、良い角度で上がったので、入ったかなと思った」という打球は大きな弧を描き、右翼スタンド中段に着弾した。

【動画】打った瞬間に確信! 村上宗隆が史上最年少で50号をマーク!
 この村上の3ランで先制したヤクルトは、先発サイスニードが7回無失点の好投で応え、中日を完封リレー。その後も着実に加点したヤクルトが5対0で快勝し、引き分けを挟み6戦負けなしとした。

 試合後、打のヒーローでフラッシュインタビューに応じた村上は、自身と同じ背番号を背負った松井秀喜氏以来の50号を達成したことについて問われると、「この番号をもらった時から目標にしていたし、その数字に並べたのは誇り。でも、まだまだ先の目標というのを達成できるように頑張ります」と答えた。

 さらに、「その先の目標というのは何か」と問われた村上は、「僕は数字的なことじゃなく日々成長というのを掲げている。今までの一本のホームラン、一本のヒットというのもすごくいいけど、そこで満足せずにまた明日、明後日と常に成長したい、常に打ちたいと思っている。そこが目標」と答えている。

 史上最年少の50号も村上にとっては通過点に過ぎないだろう。次は王貞治氏が持つ日本人最多記録の55本がターゲットとなる。そして、NPB記録の60本超えはあるのか。この先の打棒爆発に期待したい。

構成●THE DIGEST編集部
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