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ダルビッシュはリーグ最多QSが“確定的! 自己最多17勝目はならずも「有言実行」の安定感

THE DIGEST編集部

2022.10.01

自己最多17勝は逃したダルビッシュだが、この日も抜群の安定感を披露した。(C)Getty Images

自己最多17勝は逃したダルビッシュだが、この日も抜群の安定感を披露した。(C)Getty Images

 調子が悪くとも試合を作る。それが今シーズンのダルビッシュ有の最大の“特徴”だ。

 サンディエゴ・パドレスのダルビッシュは現地時間9月30日、本拠地で行われたシカゴ・ホワイトソックス戦に先発登板すると、6回を投げて8安打3失点、1四球6奪三振の粘投。降板時点でチームは1対3と負けており、自己最多17勝目はお預けとなった。

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 9月は5戦5勝、防御率1.36と圧巻のピッチングを披露しており、月間最優秀投手賞も視野に入っての登板だったが、この日は球威、制球ともに本調子ではなく、初回からピンチの連続。それでもゼロに抑え、味方が1点を先制したものの、4回にソロ本塁打とタイムリーを浴びて2点を失い、6回にも追加点を奪われた。

 後半戦になって打線の元気がないパドレスからすれば致命的な3点目だが、それでも6回3失点のクオリティ・スタート(QS)。直近8試合連続でのQS、後半戦14先発で逃したのは一度だけの安定感だ。今季25回目のQSはリーグ最多、1個差で2位のサンディ・アルカンタラ(マイアミ・マーリンズ)がもう1先発してもタイとなるため、ダルビッシュがリーグ最多QSとなるのは確定的だろう。

 ダルビッシュは以前、「とにかく6回3失点、できれば7回2失点に抑えること」を目標にしていると語っていた。まさに今季は“有言実行”のピッチング。ポストシーズン進出が近いチームにあって、大舞台でもその安定感を発揮できるか注目したい。

構成●THE DIGEST編集部

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