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大谷翔平の帰国会見が“チーム批判”と騒ぎに!「一部分を切り取ったものであってはならない」と米専門メディアが言及

THE DIGEST編集部

2022.10.22

投打で今季も活躍した大谷が18日に帰国。その際の発言が、違うニュアンスで伝わってしまったようだ。(C)Getty Images

投打で今季も活躍した大谷が18日に帰国。その際の発言が、違うニュアンスで伝わってしまったようだ。(C)Getty Images

 10月18日、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は帰国会見を行なった。その一部を切り取ったものが英語で報じられると、チームに対して“ネガティブ”な発言をしたと小さくない騒ぎが起きた。

 会見の後半で、記者から「今シーズン、一番熱く燃えたパフォーマンスを挙げるなら?」という質問された大谷は、「これというのはなかったですね。特に8月、9月は長く感じました。14連敗も含めてなかなか思うようなゲームが多くできていた訳ではないので、あまり良くない方向での印象の方が強いかなと思います」と振り返った。

 日本の各メディアが一斉に会見の様子を配信すると、米メディアも“二刀流スター”の発言に注目した。最後の一文が「So I have a rather negative impression of the season.(むしろ今シーズンはネガティブな印象を持っている)」と英訳されると、SNSを中心にこの部分だけが独り歩きをしてしまい、チームを批判したと捉えられてしまったのだ。
 
 この誤った報道に米スポーツ専門メディア『The Athletic』は、「73勝89敗のシーズンに対して『ネガティブな印象』をオオタニが持っていることは、そもそも驚くべきニュースではない。MVP級の活躍をしたかに関わらず他の選手も思っている。ただ嘘をついているか、もしくは勝利に関心がないかのどちらかだ」と断ったうえで、以下のように言及した。

「このインタビューにおけるオオタニの発言は、一部分を切り取ったものであってはならない。複雑で非常に繊細な状況のため、エンジェルスに対してネガティブな印象を持っている証拠として使用すべきではない」

 SNSやインターネット環境が整う昨今。容易に情報収集ができるからこそ、今回のようなシビアな内容を発信する際は、より慎重に正確性を重視してほしいものだ。

構成●THE DIGEST編集部

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