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始球式を務めた松井秀喜氏にヤンキースファンら喝采!「ありがとうゴジラ!」とヤ軍公式ツイッターもメッセージ

THE DIGEST編集部

2022.10.23

ア・リーグ優勝決定シリーズ第3戦の始球式を務めた松井秀喜氏。地元ヤンキースファンから現在も愛されている。(C) Getty Images

 "GODZILLA"がニューヨークに帰ってきた。

 現地時間10月22日、プロ野球の巨人やメジャー・リーグのニューヨーク・ヤンキースでプレーした松井秀喜さん(48)が、アメリカン・リーグ優勝決定シリーズ第3戦のヤンキース対ヒューストン・アストロズ戦の始球式を務めた。

 松井さんは2002年11月、巨人から海外フリーエージェント(FA)権を行使してメジャー移籍を表明。2003~09年にヤンキースに在籍し、MLBデビューから3年連続で100打点をマークするなど絶大な勝負強さを誇った。特にプレーオフでの活躍が目立ち、ポストシーズンは通算56試合で打率.312、本塁打10、打点39とハイレベルな数字を残している。

 その中でも、ヤンキースファンにとって最も記憶に残っているのが2009年。フィラデルフィア・フィリーズとのワールドシリーズで13打数8安打、打率.615、本塁打3、打点8と大活躍。世界一を決めた本拠地ヤンキー・スタジアムでの第6戦では相手エースのペドロ・マルティネスから先制の2点本塁打を放つなど6打点を挙げ、ワールドシリーズの最優秀選手(MVP)を獲得した。ヤンキースにとってはこれが最後の世界一で、同氏に対するファンのリスペクトは今も大きいと言えるだろう。

 現在はヤンキースの特別アドバイザーを務める松井さんが歓声とともにグラウンドに姿を見せると、スタジアムから大きな拍手喝采が起こる。マウンドから投球を終えると、ヤンキースファンから再び松井さんへ歓声が送られた。

 ヤンキースの公式ツイッターには、松井さんが始球式を務めた写真が投稿され「今日の試合はマツイのストライクでスタート。ありがとうゴジラ!」とメッセージを送った。これには、日本の野球ファンらも反応。「彼は日本の誇りです。がんばれYankees!」「10月のバッティングは忘れられない」と松井さんの功績を称える声が届いた。
 試合は、ヤンキース打線が6回途中までアストロズ先発クリスティアン・ハビアの前に沈黙。その後もアストロズ投手陣の細かい継投の前に得点は奪えず、僅か3安打。ヤンキースは0対5で完敗し、通算0勝3敗と崖っぷちに立たされた。

 試合後、ヤンキースファンも落胆し「マツイにプレーさせるべきだった」「マツイをラインナップに入れよう」「マツイはなぜプレーしない?」と、この日始球式を務めた松井さんの現役復帰を願う?ツイートも相次いだ。

 ワールドシリーズ進出へ、土俵際に追い込まれたヤンキース。はたして、ここから巻き返すことはできるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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