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MLB

異例の「1対6」のド軍トレード案も浮上!? オフも話題が尽きない大谷翔平が示す“偉才の価値”

THE DIGEST編集部

2022.10.24

今季の年俸契約も締結した大谷。しかし、その動向への話題は尽きない。(C)Getty Images

今季の年俸契約も締結した大谷。しかし、その動向への話題は尽きない。(C)Getty Images

 ポストシーズンも佳境を迎えているメジャーリーグは、2022年シーズンも終わりが見え始めている。そうしたなかで小さくない話題となっているのが、大物選手たちの去就だ。二刀流で球界に一大フィーバーを巻き起こしている大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)も例外ではない。

 23年シーズン終了後にフリーエージェント(FA)となる大谷は、今年8月のトレード期限までにも他チームへのトレード移籍が囁かれた“人気銘柄”だ。レギュラーシーズン終了直前の今月1日には、本人が権利を有していた年俸調停を回避。年俸550万ドル(約7億9600万円)から大幅昇給となる年俸3000万ドル(約43億4000万円)の1年契約を締結していた。

 もっとも、完全にトレードによる放出の可能性が消失したわけではない。ゆえに米メディアでは様々な話題が噴出している。「エンジェルスは、オオタニとの長期契約が不可能と思うのであれば移籍させる時が来る」と断言する『Bleacher Report』は、ロサンゼルス・ドジャースが、ダスティン・メイ(投手)、ディエゴ・カルタヤ(捕手)、マイケル・ブッシュ(内野手)、ギャビン・ストーン(投手)、アンディ・ページズ(外野手)、ジェームズ・アウトマン(外野手)を売りに出す、異例の「1対6」トレードを実現させられると報じた。

 いずれも、MLB全体のトップ100に入るプロスペクト選手たちだ。球団の未来を担う可能性は大いにあり、マイナーにプロスペクトが少ないエンジェルスにとっては願ってもない案だ。しかし、実際問題としてこれだけの有望株をドジャースが一気に放出するかは懐疑的にならざるを得ない。
 
 だが、同メディアは「ドジャースが興味を本気で抱けば、財政的な問題はない」とも主張。コディ・ベリンジャーをノンテンダーとし、ジャスティン・ターナーの球団オプションを行使しなければ、最低でも3700万ドル(約55億8200万円)は温存できるとしたうえで、チームが得る利点を指摘した。

「結局のところ、ドジャースが多くのハイタレントを放出することを躊躇するかどうかの問題だ。このトレードはエンジェルスにとっては将来的な成功をお膳立てになる。一方で、ドジャースは更に真正なスーパースターを加え、極めて重要なプロスペクトであるボビー・ミラー(投手)を保有することができる」

 繰り返すが、チーム編成の都合を考えても、このトレード案にドジャースが本腰を入れるかは不透明ではある。とはいえ、二刀流の偉才には6人のトッププロスペクトをまとめて手中に収められるだけの価値がある。その事実には、ただただ脱帽するしかない。

構成●THE DIGEST編集部

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