メジャーへ移籍した場合、筒香嘉智(DeNA)はこれまでのように本塁打を打つことはできないかもしれない。筒香の前にメジャーへ移った日本人野手は、軒並みパワーダウンしている。
NPBで2ケタの本塁打を記録した翌年にメジャーでプレーした選手はこれまで10人いる。そのうち、メジャー1年目に前年と同数かそれよりも多い本塁打を放った選手は一人もいない。例えば、松井秀喜の場合、2002年(巨人)の50本塁打に対し、03年(ヤンキース)は半減どころか16本しか打てなかった。打球がなかなか上がらず、ニューヨークのメディアに「グラウンドボール・キング(ゴロ・キング)」と揶揄されたこともあった。
また、渡米の前年に30本塁打以上を記録した松井稼頭央と岩村明憲は、もともとがホームラン・ヒッターではないとはいえ、2人とも1ケタの本塁打に終わった。
ただ、渡米の前年にどちらも24本塁打を記録した井口資仁と城島健司は、本数こそ減ったものの、メジャー1年目にそれぞれ15本と18本を放った。この例からすると(あくまでも前例に過ぎないが)、筒香もレギュラーとしてプレーすれば、今シーズンの29本塁打までいかずとも、メジャー1年目に20本は可能な本数だと思われる。
さらに言えば、大谷翔平(エンジェルス)の例もある。大谷の場合、渡米前年が故障による欠場のせいで8本塁打(出場65試合)だったので、それとメジャー1年目の22本を比べるのは無理があるが、この本数は、渡米2年前の16年に記録した本塁打とまったく同じだ。本数に加え、本塁打を打つペースも変わらなかった(16年が14.7打数に1本塁打、18年は14.8打数に1本)。
NPBで2ケタの本塁打を記録した翌年にメジャーでプレーした選手はこれまで10人いる。そのうち、メジャー1年目に前年と同数かそれよりも多い本塁打を放った選手は一人もいない。例えば、松井秀喜の場合、2002年(巨人)の50本塁打に対し、03年(ヤンキース)は半減どころか16本しか打てなかった。打球がなかなか上がらず、ニューヨークのメディアに「グラウンドボール・キング(ゴロ・キング)」と揶揄されたこともあった。
また、渡米の前年に30本塁打以上を記録した松井稼頭央と岩村明憲は、もともとがホームラン・ヒッターではないとはいえ、2人とも1ケタの本塁打に終わった。
ただ、渡米の前年にどちらも24本塁打を記録した井口資仁と城島健司は、本数こそ減ったものの、メジャー1年目にそれぞれ15本と18本を放った。この例からすると(あくまでも前例に過ぎないが)、筒香もレギュラーとしてプレーすれば、今シーズンの29本塁打までいかずとも、メジャー1年目に20本は可能な本数だと思われる。
さらに言えば、大谷翔平(エンジェルス)の例もある。大谷の場合、渡米前年が故障による欠場のせいで8本塁打(出場65試合)だったので、それとメジャー1年目の22本を比べるのは無理があるが、この本数は、渡米2年前の16年に記録した本塁打とまったく同じだ。本数に加え、本塁打を打つペースも変わらなかった(16年が14.7打数に1本塁打、18年は14.8打数に1本)。