専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

「世界最高の強打者」NYメディアがヤンキースに村上宗隆獲得を進言! ジャッジ&スタントンとの打線結成を予想

THE DIGEST編集部

2023.01.10

日本で声価を高めた村上。高卒から着実に成長を遂げている主砲にヤンキースの地元メディアも熱視線を送っている。(C)THE DIGEST

日本で声価を高めた村上。高卒から着実に成長を遂げている主砲にヤンキースの地元メディアも熱視線を送っている。(C)THE DIGEST

 侍ジャパンへの期待値が高まる陣容だった。1月6日に先行発表された今年3月に開催されるワールドベースボールクラシック(WBC)の日本代表メンバー12名である。
【動画】打った瞬間に歓喜の咆哮! 村上宗隆の王超えの56号をチェック

 かねてから参戦が決まっていた大谷翔平(ロサンジェルス・エンジェルス)、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)、鈴木誠也(シカゴ・カブス)らメジャーリーガーらに加えて、山本由伸(オリックス)や佐々木朗希(ロッテ)らNPB屈指の実力派選手たちも居並んだ。

 3大会ぶりの世界一に向けて栗山英樹監督が「日本の野球をやりきって勝ちたい」と意気込んでピックアップした選手たち。そのなかで小さくない存在感を放つ一人が、ヤクルトの主砲・村上宗隆だ。

 プロ5年目を迎えた昨年は、文字通り歴史的なシーズンを送った。56本塁打で王貞治氏が持つ日本人最多本塁打記録を塗り替えた22歳は、打率.318、134打点で史上最年少での三冠王に。出塁率.458と長打率.710など他の打撃スタッツでも圧倒的な数字を残し、自他ともに認める球界屈指のスラッガーへと成長を遂げた。

 無論、NPBを代表する若き大砲には“野球の本場”も熱視線を送る。ニューヨークのスポーツ情報を発信する米メディア『Empire Sports Media』は、今月2日にフジテレビ系で放送されたフジテレビ系「さんまのまんま新春SP」にゲスト出演した村上が語った「西側(の球団)に行きたいですね」「ヤンキースも行きたいですけど……ヤンキースって西側じゃないんですか?」といったコメントに注目。「ムラカミにとって魅力的な移籍先になる」と将来的な名門への加入を好意的に論じている。

「ムラカミは日本からやってくる次なる偉大な選手になる可能性を秘めている。彼は世界でも最高の強打者の1人だ。過去4シーズンのうち3シーズンで30本以上の本塁打を放っているが、例外の1シーズンは120試合しかプレーしなかったにもかかわらず、28本は打っている。強力なパワーを持つ左打者である彼はブロンクス(ヤンキースの本拠地)に打ってつけの存在だ」
 
 現在22歳の村上が“世界最高峰の舞台”に挑むのは3年後のオフと見られている。メジャーでは25歳未満の海外選手に対して契約総額の上限が決められているためだ。そうした事情をふまえて、今オフには3年総額18億円プラス出来高の複数年契約を締結している。

 もっとも、ヤンキースも3年後に長打が期待できる一塁手が不在となる。というのも、現在の主軸アンソニー・リゾーが25年に契約満了を迎えるからだ。ゆえに『Empire Sports Media』は、アーロン・ジャッジとジャンカルロ・スタントンとの強力ラインアップを予想し、こう断言している。

「一塁でもプレーするムラカミがポスティングできるタイミングでヤンキースの一塁はポッカリと空く。それが意図的であったのかは分からないが、間違いなくヤンキースがムラカミを獲得すべき理由はそこにある。今のまま順調にいけば、彼がMLBでデビューするのは26歳のシーズン。少なくとも6~7年は老化しないと確信できる。天井知らずで飛躍を続ける彼は、間違いなくブロンクスで活躍するにふさわしい」

 はたして、村上は様々な栄光が刻まれてきたピンストライプのユニホームに袖を通すのか。本人が「挑戦したい思いはある」と明言するメジャー移籍の行方から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】「ニューヨークが理想的だ」村上宗隆が日本TV番組で放った“好きなメジャー球団”に米専門メディアが反応!「ニーズに合う」

【関連記事】侍ジャパンの4番は誰が適任? 最強打者は何番を打つべき? 強打者揃いの日本が世界一を狙うには――【WBC打順予想】

【関連記事】米挑戦で有原航平は“不良債権”に。6億円超の契約で通算7点台の防御率に現地記者は皮肉「日本人全員が通用するわけじゃない」
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号