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やはり大谷翔平の流出は不可避? 米メディア「エンジェルスはプレッシャーを抱えている」と見解。好結果が求められる新シーズンを展望

THE DIGEST編集部

2023.01.16

来オフにはFAとなる大谷。その去就が注目される。(C) Getty Images

 過去最大の重圧を背負う――。ロサンゼルス・エンジェルスの新シーズンに対し、そんな声が聞こえている。

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 昨季、序盤の戦いでは順調に白星を重ねていたものの、夏場を前に失速し、監督交代や14連敗という屈辱も味わったエンジェルス。その中で、獅子奮迅の活躍をみせた大谷翔平は幾度となく、投打でチームの連敗ストップに貢献、「二刀流」のパフォーマンスがこれまでにないほど印象付けられるシーズンとなった。

 今やエンジェルスのシンボルとも言える大谷が、来オフにフリーエージェント(FA)となることもあり、流出危機に晒されていることは周知の事実。それゆえ、2023年シーズンは、これまでのような不甲斐ない戦いは繰り返せないものと、現地メディアが警鐘を鳴らしている。

 米国を拠点にスポーツ情報を発信している「Sportskeeda」は現地時間1月15日、エンジェルスの特集記事を配信。「エンジェルスは史上最大のプレッシャーとともにシーズンを戦う」と報じている。

 その中で「エンジェルスは昨年、まずまずのスタートを切ったが、その後完全に崩れ、73勝89敗で終えた」と昨季の成績を振り返っており、その上で「エンジェルスはその同じ運命を避けるために、大きなプレッシャーを感じている」と指摘。

 さらに「おそらく彼らはどのチームよりも、最良の状態で開幕を迎えなければならないというプレッシャーを抱えているだろう。なぜなら、彼らがそうしなければ、オオタニに関する噂が、早ければ5月頃には始まることを皆が知っているからだ」と見込みを述べた。

 加えて同メディアは、「オオタニは出ていく可能性が非常に高い。 エンジェルスがプレーオフに進出できたとしても、状況は変わらないかもしれない」とシーズンの結果に関わらず大谷の移籍はあり得ると主張。また「オオタニはおそらく勝ちたいと思っているだろうが、それはロサンゼルスでは実現できないかもしれない」として、続けて「つまり、順調なスタートはありえないということでもあり、オオタニのトレードも大いに考えられる」と予想している。

 そして記事は以下のように締め括られている。

「昨年、フアン・ソトが球界最大級の金額を手に入れたとすれば、オオタニのような二刀流のスーパースターが何を手に入れるか、想像がつくというものだろう」

 今オフ、積極的な補強を続けてきたエンジェルス。それでも、チームの低迷、さらに大谷流出を防ぐことは出来ないとの見方は根強いようだ。

構成●THE DIGEST編集部
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